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小習 : ウィキペディア日本語版
小習[こならい]
小習(こならい)・習事(ならいごと)とは茶道の修道課程のひとつで、道具や状況に応じた手続きをまとめたもの。かつては伝物とされて非公開であったため、初伝などと呼ばれることもある。しかし明治以降は書籍として公刊される機会も多くなった。
==構成==
表千家では習事八箇条・飾物五箇条の13条としている。習事は茶筅飾・台飾・長緒・盆香合・花所望・炭所望・組合点・仕組点、飾物は軸飾・壺飾・茶入飾・茶碗飾・茶杓飾である。かつては小免八箇條と称していたものに、19世紀初頭9代了々斎が茶入飾・茶碗飾・茶杓飾・花所望・炭所望の5つを加えて習事十三箇条と称していたが、21世紀に入って14代而妙斎によって飾物五箇条が分けられた。
裏千家では前八ヶ条・後八ヶ条の16条としている。前八ヶ条は貴人点・貴人清次・茶入荘・茶碗荘・茶杓荘・茶筅荘・長緒茶入・重茶碗、後八ヶ条は包帛紗・壺荘・炭所望・花所望・入子点・盆香合・軸荘・大津袋である。前後の区別は14代無限斎(淡々斎)からのものである。なお「飾」を「荘」と表記する慣習があり、これは仏教荘厳(しょうごん)に由来する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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