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小胞 : ウィキペディア日本語版
小胞[しょうほう]

小胞(しょうほう)は、細胞内にある膜に包まれた袋状の構造で、細胞中に物質を貯蔵したり、細胞内外に物質を輸送するために用いられる。代表的なものに、液胞リソソームがある。小胞は、脂質膜の化学的な特性上、自然に形成される構造である(ミセルを参照)。ほとんどの小胞は何かしらの特化した機能を持っており、その機能は小胞内に含まれる物質によって異なる。ただし見た目には同じ形状をしている場合もあり、小胞の内容を分析することなく見分けることが困難である場合も多い。
== 概要 ==
小胞の機能としては、細胞での合成産物の貯蓄、細胞外への物質輸送、物質の消化などが挙げられる。小胞の膜の構造は細胞膜のそれと類似しているため、小胞は細胞膜と融合して小胞内物質を細胞外に放出することができる。また小胞は、細胞中で他の細胞小器官の膜と融合することもできるため、細胞内の別の器官にも物質輸送を行うことができる。
小胞は、少なくとも1層のリン脂質二重層によって細胞質基質と区切られている。リン脂質二重層が1層である小胞は単層小胞、リン脂質二重層が2層以上である小胞は多層小胞と呼ばれる。
小胞の内部は細胞質基質と区切られているので、小胞内を細胞質基質と異なる環境にすることができる。そのため、小胞内を各種化学反応の場として利用し、様々な物質や酵素を合成することができる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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