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小豆島孔雀園 : ウィキペディア日本語版
小豆島孔雀園[しょうどしまくじゃくえん]

小豆島孔雀園(しょうどしまくじゃくえん)は、かつて香川県小豆郡小豆島町にあったクジャクを主とした鳥類園(動物園)である〔小豆島大孔雀園 Shoudoshima-kujaku-en Shodoshima Peacock Garden 2007/11/5 日本吉 - NIPPON-KICHI リンククラブ 2013-3-29閲覧〕。正式名称は小豆島大孔雀園
開園当初には年間50万人が園を訪れ、またその後も「クジャクの飛行ショー」などの人気イベントで賑わっていたが、クジャクの減少と共に入場者数も減少の一途を辿り、2008年に閉園を迎えた。
== 歴史 ==

=== 開園から最盛期 ===
1970年に、瀬戸内海を一望できる〔小豆島池田港付近・飛岬に開業している〔〔小豆島おもしろ草子 孔雀明王 2007年07月03日 たまらなく小豆島 オリーブ探検隊 (小豆島町商工会) 2013-4-5閲覧〕。経営は小豆島バスの関連会社・小豆島観光開発が行っていた〔小豆島の大孔雀園、4月から休園 香川のニュース 2002/03/27 16:03 四国新聞社 2013-3-29閲覧〕。東洋一の規模を誇り〔池田町がわかるページ 全国に池田は1市6町 各観光地のご案内 池田町役場 2013-4-11閲覧〕、小豆島の土庄町商工会が紹介する園のコピーは「世界に誇るピーコックガーデン」であった〔 Welcome to Tonosho Chamber of Commerce & Industry 土庄町商工会 2013-3-29閲覧〕。「ピーコックガーデン」という表現は小豆島町の観光案内でも用いられている〔オリーブ情報サイト オリーブステーション:見どころ6 小豆島町役場 (cache) 2013-4-5閲覧〕。1971年には科学誌『動物と自然』において「世界にまれなるクジャクの楽園」と表現されている。池田町は次のように紹介する。

園は 3万m² もの広さがある敷地に椰子ハイビスカスカイコーズなどを植え〔、最盛期には日本最多の約3000羽余りのインドクジャクなどが放し飼い飼育されていた〔クジャク飛び去り休園 小豆島、3000羽が500羽に 2002/07/26 20:10 共同通信 〕。これを『小豆島・豊島今昔写真帖』は「世界一を名乗った孔雀園」と表現している〔『小豆島・豊島今昔写真帖:保存版』谷岡稔・監修 郷土出版社/2010.4 ISBN 9784863750777 〕。
園ではクジャクの求愛が人気であった。クジャクは春の繁殖シーズンになると、オスが色鮮やかな緑の羽根を大きく広げ、ぶるぶると小刻みにふるわせたりして、メスにプロポーズする求愛行動が見られ、観光客などが多く訪れた〔〔。求愛は特に曇りの日や朝夕に多いと園は紹介している〔恋の季節到来-小豆島の孔雀園 2006/04/20 18:08 四国新聞社 2013-4-5閲覧〕。毎年、この模様を四国新聞社が記事にしている。また、園ではクジャクの餌も売られ、クジャクに与えてふれあうことができた〔小豆島 ISLAND-NET 小豆島孔雀園 特定非営利活動法人アイランド・ネット 2013-4-5閲覧〕。クジャクの羽根の色について研究する大阪大学の吉岡伸也(生命機能研究科)は孔雀園を訪れた際に、園のクジャクたちが人によく馴れていて、そばに近寄ってくることを紹介している〔色材コラム バックナンバー Vol.10 クジャクの羽の構造色 一般社団法人色材協会 2013-3-29閲覧〕。
園には珍しい白いクジャクもおり〔、この白いクジャクは園の入場券の写真にも使われていた。また、園内の施設としてフラミンゴなど世界の珍しい鳥6種40羽を集めたバードピアや〔〔池田町の孔雀園、15日から再開 2004/04/13 15:29 四国新聞社 2013-4-5閲覧〕、孔雀明王の像が置かれた聖孔雀明王広場などがあり、後にはパノラマ水族館も設置された〔〔。観光案内では「バードピアで飼育されるフラミンゴが仲良く水を飲んだり、昼寝をしている姿が見られる」と紹介されていた〔。さらに園の人気イベントとして、音楽に合わせて、高さ約10メートルの高台から1回に40羽のクジャクを羽ばたかせる「クジャクの飛行ショー」が開催されていた。高台からのクジャクたちの飛行は、1時間に1回ほど、多い時期には1日数十回行われていた〔〔。これだけ多くのクジャクを調教することは、世界でも例が少ない〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「小豆島孔雀園」の詳細全文を読む



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