|
小郡改良(おごおりかいりょう)は、山口県山口市小郡柳井田(中領交差点)から小郡三軒屋(交通センター前交差点)における国道9号の改良事業。2011年(平成23年)9月29日に全区間が4車線で開通した。これにより混雑の緩和、沿道環境の改善、連絡時間の短縮などが期待されている。 なお、全線4車線化に先立って、2011年(平成23年)7月31日に、この道路とその前後の国道2号(小郡道路)・国道9号の機能を補完する形で山口宇部道路の嘉川IC - 朝田ICが無料の自動車専用道路として開通しており、長谷ICは山口県道214号新山口停車場長谷線を介して当道路と接続している。 == 概要 == 元々の国道9号は旧小郡町の中心部を通過しており、新山口駅前(旧:小郡駅前)交差点で交通量が1日2万台を超えるなど、2車線の道路に対して交通量が多かった。また歩道も狭く(特に南本町交差点周辺では歩道がない)、交通安全上問題であった。このため計画されたのが小郡改良である。 起点から小郡矢足(矢足交差点)までは、旧道の西側を通る栄山通りを4車線に拡幅し、残りの区間は4車線のバイパスを建設した。このため全区間が旧道に対するバイパスとなっており、山手バイパス(やまてバイパス)と呼ばれることもある〔四季風 - 山口新聞(2009年6月7日)〕。旧道は現在の山口市道(旧小郡町道)柳井田津市線と、山口県道335号江崎陶線・山口県道230号伊佐吉部山口線の各一部。 2001年(平成13年)7月にバイパス区間が全線開通した際に国道9号が現在のルートに改められたが、栄山通り区間が未改良のまま国道に指定されたことで交通量が増加し、旧道との交点となった長谷交差点ではピーク時で500m以上の渋滞が発生、通過時間が6分以上となっていた〔拡幅事業概要 一般国道2号戸田拡幅・小月バイパス・一般国道9号小郡改良 P.16〕〔一般国道9号 小郡改良 事業再評価 P.10〕。また同区間は幅員1.5mの歩道が片側のみ設置されている状況で、安心して通行できる環境になかった〔一般国道9号 小郡改良 事業再評価 P.15〕。このため全線4車線化、両側に幅員3.0mの歩道整備と長谷交差点立体化工事が行われ、2011年(平成23年)9月29日に完成した。これにより山口市内の国道9号は山口バイパス起点付近の山口市宮野上から小郡道路(国道2号と重複)終点の山口市今坂まで約25kmが完全に4車線となった。 全線4車線化後も引き続き、歩道整備と電線類地中化による電柱の廃止工事が続けられている。新たに設けられた柳井田地下道と山手地下道には小郡小学校児童によるネームプレートが、小郡高架橋には小郡南小学校児童が書いたネームプレートが、それぞれ掲げられる予定。2012年度(平成24年度)中に小郡改良のすべての工事が完了する見通しとなっている〔 - サンデー山口(2011年9月30日)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小郡改良」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|