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小野信爾(おの しんじ、1930年- )は、日本の歴史学者、花園大学名誉教授。専攻は中国近代史。 大分県生まれ。生家は竹田市の碧雲寺という寺院で豊後岡藩主中川公の菩提寺であった。中川家当主は中川久定。山門には豊臣秀吉の朝鮮出兵に際して略奪してきたという「碧雲寺」の扁額が掲げられていた。父親は旧制中学の国語教師。 大分県立竹田高等学校を経て、1949年京都大学文学部入学。 1951年2月22日、下鴨署近くで「アメリカの朝鮮戦争に協力するな」という趣旨のビラを撒いてGHQの占領政策違反で軍事裁判を受け重労働3年罰金1000ドルの判決。文学部の同級生、教授らの減刑嘆願署名などで2年に減刑。のち講和条約発効により占領法規は失効し釈放となり、復学。 1960年京都大学大学院文学研究科東洋史専攻博士課程満期退学。 1953年から京都での日中友好・学術交流の運動に関わる。 1966年花園大学 講師、助教授、教授を歴任。1989年4月文学部長、1994年4月副学長。2001年退職、名誉教授。 妻・小野和子 は京都大学 人文科学研究所教授、のち名誉所員。京都橘大学 名誉教授。娘の小野啓子は沖縄大学 法経学部教授。 ==著書== *毛沢東 人物往来社 1967 (中国人物叢書) *図説中国の歴史 9 人民中国への鼓動 講談社 1977.9 *人民中国への道 1977.5 (講談社現代新書 新書東洋史) *救国十人団運動の研究 五四運動の研究 第4函 同朋舎出版 1987.10 *五四運動 在日本 汲古書院 2003.2 (汲古叢書) *青春群像─辛亥革命 から五四運動 へ 汲古書院 2012 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小野信爾」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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