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小野小贄[おの の おにえ] 小野 小贄(おの の おにえ、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。姓は朝臣。系譜は明らかでないが、一説では大宰大弐・小野老の子〔宝賀276 〕。官位は正五位下・摂津大夫。 == 経歴 == 聖武朝の天平勝宝4年(752年)従五位下・下野守に叙任される。 淳仁朝の天平宝字7年(763年)内蔵助・造宮少輔と一時的に京官を務めるが、天平宝字8年(764年)紀伊守に任ぜられ再び地方官に転じる。同年に発生した藤原仲麻呂の乱での動静は明らかでないが、翌天平神護元年(765年)従五位上・右衛士督に叙任されている。 同年10月の称徳天皇の紀伊国への行幸に際して、紀伊国の諸官人は叙位を受けたが、国守として小贄は正五位下に叙せられた〔『続日本紀』天平神護元年10月22日条〕。また、行幸の帰途に際しても和泉国日根郡の深日行宮まで同行するが、天候が悪化したために小贄は一行と別れて紀伊国に戻り、この際に称徳天皇から紬30疋と綿200屯を賜与されている〔『続日本紀』天平神護元年10月26日条〕。 神護景雲3年(769年)中務大輔に任じられるが、翌神護景雲4年(770年)大宰少貳、宝亀2年(771年)摂津大夫とみたび地方官を歴任した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小野小贄」の詳細全文を読む
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