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小野茂樹 : ウィキペディア日本語版
小野茂樹[おの しげき]

小野 茂樹(おの しげき、1936年12月15日 - 1970年5月7日)は、東京都渋谷区出身の歌人
== 人物 ==
1955年東京教育大学附属中学校・高等学校(現・筑波大学附属中学校・高等学校)を卒業後、早稲田大学文学部国文学科に進学、早稲田大学短歌会および前田夕暮系の短歌結社「地中海」に所属し、香川進に師事。1963年に大学を中退し、角川書店河出書房新社に編集者として勤務する。
1968年に第一歌集『羊雲離散』を刊行し、翌年第13回現代歌人協会賞を受賞。瑞々しさにあふれたやわらかな相聞歌が高く評価された。また、少年期の学童疎開(9歳で長野県に集団疎開し、栄養失調状態で帰京)の経験が作品に濃厚な死の影を落としているとも評される。
恋愛、失恋、結婚、離婚、再婚などで私生活の面で一部の注目を集めたが、1970年に交通事故のため33歳で死去〔前日の勤務終了後の夜、同世代で親交の深かった小中英之と共に銀座の行きつけのバーで歓談した。午前1時を過ぎてから小中と別れ帰路のタクシーに乗車した数分後、タクシーは運転ミスで昭和通り中央分離帯に激突。小野は車外へ放り出され、後頭部を打って死亡した。〕。死後、遺歌集『黄金記憶』が刊行された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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