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少年の日の思い出 : ウィキペディア日本語版
少年の日の思い出[しょうねんのひのおもいで]

少年の日の思い出」(しょうねんのひのおもいで 原題:''Jugendgedenken'')は、ヘルマン・ヘッセ1931年に発表した短編小説。日本では、1931年に高橋健二の翻訳が出版され、『少年の日の思い出』の邦題となっている。
==概要==
1947年に高橋健二訳が、日本国定教科書に掲載された。それ以来、現在まで60年間以上も検定(国定)教科書に掲載され続けている。このヘッセの作品は、日本で最も多くの人々に読まれた外国の文学作品と言える。2010年現在、採択されている教科書5社のうち、4社に掲載されており、81.7%の中学一年生が本作品を学習している。
ところが、この作品はヘルマン・ヘッセ全集にも収録されておらず、ドイツでは殆ど知られていない。『Jugendgedenken』の初稿は、1911年に発表された『クジャクヤママユ』(''Das Nachtpfauenauge'')で、ドイツで発行された単行本や全集に収録されているのは、すべてこの初稿である。
ヘッセは20年後の1931年に、『クジャクヤママユ』を改稿し、題名を『Jugendgedenken』に変え、ドイツの地方新聞「Würzburger General-Anzeiger」の1931年8月1日号に短編小説として掲載した。この年に、日本の独文学者である高橋健二がヘッセを訪問し、別れ際に「列車の中で読みたまえ」と渡された新聞切り抜きが『Jugendgedenken』である。これを翻訳したものが国語の教科書に採用された。この『Jugendgedenken』のドイツ語文は、日本における大学のドイツ語授業でも使用されている。2010年12月、東洋大学名誉教授で日本昆虫協会副会長でもある岡田朝雄が、動物学的にも完璧な新訳『少年の日の思い出』(草思社刊)を出版した。岡田は15歳の時、高橋訳の本作に深い感銘を受け、大学院時代に高橋に師事して幾つかの誤りを指摘したが、読後60年を経て自ら完全な翻訳を成し遂げた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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