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尖頭器(せんとうき、''projectile point'')とは、先端を鋭く尖らせた打製石器のこと。旧石器時代に現れる。 == 概略 == 尖頭器は、諸外国では広い意味をもち、先端が鋭く尖った石器の総称として用いられるのに対し、日本では刃潰し剥離によって仕上げられた石器については「ナイフ形石器」と呼んで、尖頭器とは区別する。この石器には、長さや幅の特徴から大きく分けて細長タイプと幅広タイプの2種類がある。全国的に分布している。 さらに、 #約3万年以前の尖頭器 #最終氷期最寒冷期以後の槍先形尖頭器 #縄文時代の石槍 など、製作ないし使用された年代の相違を考慮し、それぞれを呼び分ける場合も多い。 旧石器時代の研究が進展するにともない、縄文時代の石槍もポイント(尖頭器)と呼ばれるケースが増えており、その場合は後期旧石器時代から縄文時代にかけての槍先形の石器(上記の2.と3.)を呼称する。 木の柄につけて投げ槍とし、大型獣の狩りに用いられたのが槍先形尖頭器〔石刃の基部に茎部をつくりだした尖頭器〕の始まりで、狩猟に大きな進歩をもたらした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「尖頭器」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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