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尼崎運河[あまがさきうんが]
尼崎運河(あまがさきうんが)は、兵庫県尼崎市にある5つの運河(北堀運河、南堀運河、西堀運河、東堀運河、中掘運河)の総称である。全長は6.9km、蓬川(よもがわ)・庄下川・旧左門殿川の臨海域を流れる3つの河川を合わせた総延長は12.4kmになる。国内の多くの運河が、工場等からの物流という当初の目的を終えた中、未だ現役でその役割をもつ運河である。尼崎21世紀の森構想地区にあることから、整備、活用において一体的に捉えられることが多い。 == 歴史 == 尼崎市臨海部は明治後半から工業化が進んだ。昭和初期までは、新田の間を流れる水路を運河の代わりとして利用していたが、1934年(昭和9年)に運河の造成計画が決定。1942年(昭和17年)頃に、ほぼ現在の形に整備された。 その後工場の地下水汲み上げを原因とする地盤沈下が発生し、台風の度に大きな被害を受けるようになる。そこで、運河の物流機能を維持し、なおかつ高潮や洪水等の浸水被害から市域を守るための閘門(こうもん)式防潮堤が計画され、1955年(昭和30年)に尼崎閘門(尼ロック)が完成した。 2007年(平成19年)には、運河を核とした魅力ある地域づくりへの取組を国土交通省が支援する「運河の魅力再発見プロジェクト」の第1次認定を受け、「21世紀の尼崎運河再生プロジェクト」が策定された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「尼崎運河」の詳細全文を読む
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