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尾高 忠明(おたか〔『人事興信録』上巻第45版(興信データ株式会社、2009年)や『日本紳士録』第80版(交詢社出版局、2007年)のように姓の読みを「おだか」とする資料もある。〕 ただあき、1947年11月8日 - )は、日本の指揮者、東京芸術大学音楽学部指揮科教授。 == 概要 == 作曲家・指揮者である尾高尚忠の次男として鎌倉市に生まれる。兄は作曲家尾高惇忠、チェリスト倉田澄子は母方の従姉、女優・演出家長岡輝子は母方の伯母である。妻の尾高遵子(ゆきこ)はピアニストである。伯父の尾高朝雄は西田幾多郎門下の東大法学部元教授(法哲学)、同じく伯父の尾高邦雄は東大文学部元教授(労働社会学)、従兄の尾高煌之助は一橋大学経済研究所元教授、曾祖父の尾高惇忠は富岡製糸場の初代工場長などを務めた明治期の実業家である。曾祖父惇忠の従弟で妹婿であった実業家渋沢栄一もまた忠明の曾祖父であり、作曲家諸井三郎・誠親子とも渋沢家を通じて遠縁である〔渋沢栄一の従姉妹の子である諸井恒平の三男が三郎。〕。 桐朋学園大学で斎藤秀雄に指揮を師事する。第2回民音指揮者コンクールで第2位に入賞。NHK交響楽団指揮研究員を経て、ウィーン国立音楽大学に留学、ハンス・スワロフスキーに師事した。 NHK交響楽団と数多く共演し、大河ドラマのテーマ曲指揮も数多く担当した。30歳前後の頃は、「音楽の広場」などのNHK番組にレギュラー出演、クラシック音楽啓蒙にも尽力した。 1974年から長年にわたり東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者を務め、現桂冠指揮者。1992年からは、読売日本交響楽団常任指揮者を6年間務め、現名誉客演指揮者。 1987年、BBCウェールズ交響楽団首席指揮者(現桂冠指揮者)就任後、エルガー、ウォルトン、ブリテンなどのイギリス音楽を数多く手がけ、大英帝国勲章、エルガーメダルなどを受章。 国内主要オーケストラへの客演をはじめ、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、バーミンガム市交響楽団、バンベルク交響楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団等世界各地のオーケストラへ客演している。 1998年から、札幌交響楽団常任指揮者、音楽監督を務め、現名誉音楽監督。同団とは、2002年、2011年の二度、ベートーヴェンの交響曲全曲を演奏。2013年から3年かかりで、シベリウスの交響曲全曲に取り組む。また、ブリテンの歌劇「ピーター・グライムズ」、「戦争レクイエム」などの大作を手がけている。 2010年から、NHK交響楽団正指揮者。2012年中国公演(日中国交正常化40周年記念)を指揮。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「尾高忠明」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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