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尿膜管[にょうまくかん]
尿膜管(にょうまくかん、''urachus'')は、胎児の膀胱からの排出経路で臍帯につながっている尿膜 (allantois) が、出生後、索状に残存したもの〔Larsen, "Human Embryology," 3rd ed., pg. 258〕。この索状の残存物は、横筋筋膜より前、腹膜より後ろの、恥骨後隙 (Retropubic space) にある。 == 構造 == 尿生殖洞 (urogenital sinus) のうち、膀胱と尿道の間の部分は、中腎管(ウォルフ管)や、これに付随する腎杯憩室の末端を吸収し、これによって、膀胱三角部 (trigone of urinary bladder) や尿道前立腺部 (prostatic urethra) が発達する。 膀胱と尿道の間の残りの部分は、膀胱や尿道前立腺部の一部となるが、最上部は細い管となって臍まで延び、これは後に、尿膜管が正中臍索 (median umbilical ligament) を形成する過程で、痕跡なく消えてしまう。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「尿膜管」の詳細全文を読む
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