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局部床義歯(きょくぶしょうぎし)とは、部分的な歯の喪失を補う為に用いられる歯科の補綴装置の事である。部分床義歯(ぶぶんしょうぎし、)とも言い、一般には部分入れ歯として知られる。口腔粘膜支持のみの総義歯とは違い、残っている歯にも支持を求める義歯である。 == 構造 == === 構成要素 === 総義歯のように無歯顎顎堤の上に完全にのるのではなく、局部床義歯には残っている歯をつかみ、義歯をより安定性と保持力を高める金属あるいはプラスチック製の鉤部(クラスプ)を有する。 局部床義歯の構成部分は以下のように列挙できる。 *大連結子(上記の画像の厚い金属製のU字部分は、大連結子の一種のリンガルバーである) *小連結子(およそ90度の角度でリンガルバーから突き出した小さな突っ張り) *直接維持装置(上の画像の左上および2番目の画像の右下が直接維持装置の例である。鉤部腕は歯をつかみ、義歯を所定位置に保持するために働く。人工歯に直接隣接した金属製の鉤部およびレスト〔沈下防止装置〕も直接維持装置である。) *間接維持装置(上の画像の真上近くにある「U字」から90度に出た小さな金属片が間接維持装置の例〔犬歯の歯帯レスト〕である。) *物理維持装置(局部床義歯の金属骨格へピンク色の床材料を繋げるのを助ける金属のメッシュ。物理維持装置を一つの構成要素と考えることもあれば、間接維持装置に含める場合もある。) *床(歯肉を模したピンク色の材料) *歯(歯の形状に形成されたプラスチックあるいは陶材) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「局部床義歯」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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