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層位学的研究法[そういがくてきけんきゅうほう] 層位学的研究法(そういがくてきけんきゅうほう;stratigraphical method)とは、考古遺物を含む層(遺物包含層)同士の上下関係や遺構の切り合い関係、その他付帯する要素によって、遺物の年代の新旧を決定する考古学の研究方法。もともとは、地質学から移入された方法であるが、方法論として取り込まれる過程で検証されて考古学独自のものに発展している。 == 概要 ==
層位学的研究法とは、地質学における「地層累重の法則」、つまり、より新しい地層はより古い地層の上に重なるという原則をもとにしており、同一地点においては、上層の方が新しい年代を示し、下層の方がより古い年代を示すであるという前提のもとに、遺構や遺物の新旧関係、相対年代を考えていこうとする研究方法である。 切り合い関係とは、遺構相互が重複している場合、たとえば遺構Aが破壊されて遺構Bが営まれているようすが土色や土質の観察によって確認できるのであれば、遺構Bの方が遺構Aよりも年代的に新しいことは明らかであり、これもまた相対年代を把握する手がかりとなる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「層位学的研究法」の詳細全文を読む
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