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山内知也 : ウィキペディア日本語版
山内知也[やまうち ともや]
山内 知也(やまうち ともや)は、日本科学者神戸大学大学院海事科学研究科教授。研究分野は、イオントラック、放射線物理、放射線物性、放射線計測〔神戸大学海事科学研究科環境応用計測科学研究室山内知也 教授 〕。
== 経歴 ==
愛媛県立新居浜西高等学校出身。1985年大阪大学工学部卒業。1987年、大阪大学で工学修士。1993年、大阪大学で博士(工学)〔神戸大学大学院海事科学研究科・海事科学部教員紹介 〕。
2005年12月25日佐賀県主催で開かれた玄海原子力発電所3号機プルサーマル計画についての公開討論会に出席し、少なくとも耐震設計審査指針の見直しが完了するまでプルサーマルは待つべき、などと主張した〔佐賀県の原子力行政 プルサーマル公開討論会 〕。
2011年3月の福島第一原発事故後文部科学省が通達を出して福島県の小学生・中学生の被曝限度を20mSvにしたことに関し、同年4月21日に文部科学省及び原子力安全委員会に対して申し入れ書を出したのを始め、「子どもには年1msvを適用すべき」などと4度にわたって国に申し入れた〔「子どもには年1ミリシーベルト適用を」山内神戸大教授 神戸新聞、2011年5月24日--2011年8月12日閲覧〕〔<参考資料>神戸大学・山内知也の文科省への申し入れ書 『実際の被害が福島の子どもたちの間に生じます』 哲野イサクの地方見聞録、2011年5月3日〕。 
2012年2月18日大阪市内で、東日本大震災福島第一原子力発電所事故で生じた瓦礫の受け入れに反対する団体が開催した講演会に招かれ、この中で、瀬戸孝則福島市長について、「行政は動かないが、福島市長は正しいことをしている。山形市に住んだ上で、公用車で毎朝通っている」等の内容の発言をした。この発言に対し、瀬戸市長は、「自分は福島市に住んでいる。発言は事実無根である」として、同年3月26日に山内に対し謝罪を求める抗議文を郵送した〔福島市長:「山形に避難し公用車通勤」教授発言、「事実無根」と抗議 毎日新聞 2012年3月28日〕。
同年4月9日、山内は福島市役所を訪れ、「流言飛語の類いを聞いて、そのまま信じ込んだ」と認め、「深くおわび申し上げる」と陳謝した。瀬戸市長は「除染など放射能対策を進める上では市民との信頼関係が大切」と強調。山内教授の対応が早く、誠意ある態度だったとして、名誉毀損(きそん)での刑事告訴などは見送るとした〔「福島市長は山形に」発言で謝罪=神戸大教授「うかつだった」 時事通信 2012年4月9日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「山内知也」の詳細全文を読む



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