|
山内 雄喜 (やまうち ゆうき、1948年7月20日 - )は東京都出身のミュージシャン。1970年代のハワイ伝統文化復興期に広く知られるようになったアコースティック・ギターのスラックキー奏法を現地で学び、帰国後、音源製作と教則本やレコードガイドなどの著作を通じて紹介した。還暦を迎える2008年には、ハワイ音楽史を解説する7枚組のCDを刊行している。 == 略歴 == レコードやラジオ番組で聴いたハワイアンに興味を持ち、中学時代にスチール・ギターを始め、大学時代になると独学でスラック・キー・ギターを始める。 大学卒業後、自分のやっていることが正しいかどうかを確かめたいという気持ちでハワイに渡る。当初はギャビー・パイヌイ(:en:Gabby Pahinui)〔1972年、Hawaiian Music Foundation が企画した初のスラックキー・ギター・コンサートに出演した第一人者。1980年没。〕に習うつもりだったがつかまらず、スラックキー・ギタリストを尋ね歩いた結果、最終的にレイ・カーネ(:en:Ray Kane)〔1973年からHawaiian Music Foundationの委嘱でコンサート活動。1987年に米国芸術財団からNational Heritage Fellowshipを受賞。イロディア夫人は歌手。2008年没。〕に弟子入りする。ハワイ滞在中は、Ray、Gabbyをはじめ、Sonny Chillingworth、Atta Isaacs、Alice Namakeluaらとも共演する。 帰国後は家業のこんにゃく屋を本業としつつ、並行してミュージシャンとして活動している。アルバムのリリース、ハワイアンや沖縄音楽のアルバムへの参加、書籍の執筆、解説文の執筆、ライブ活動、教室の開催など、ハワイアンを軸にした活動は多岐に渡る。カーネ夫妻をはじめとするハワイのアーティストとのトラディショナル・ハワイアン分野での交流にとどまらず、久保田麻琴、サンディー、KONISHIKIら日本のアーティストやアジア・太平洋地域のミュージシャンとも幅広い音楽活動を行なった。 近年はスラック・キー・ギターの普及に特に力を注いでいる。 2014年、ナ・ホク・ハノハノ・アワード(:en:Na Hoku Hanohano Awards)2014にて、Ki Ho‘alu(スラック・キー・ギター) Foundation Legacy Awardを受賞。 ALANIの愛称で呼ばれるが、これはオレンジという意味で、Ray Kāneからもらったハワイアン・ネームである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山内雄喜」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|