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山手駅 : ウィキペディア日本語版
山手駅[やまてえき]

山手駅(やまてえき)は、神奈川県横浜市中区大和町二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)根岸線である。
== 歴史 ==
山手を名乗る駅は、本来山手地区に近い位置に「山手町駅」として予定されていたが、石川町の住民の運動により同駅は石川町駅となり、結果当駅が「山手駅」を名乗ることとなった。
元来の山手町は同駅より北側の、石川町駅寄りにあり、駅周辺とは全く別の地区である。当駅所在地はかつての久良岐郡根岸村であり、周辺の町名は、立野・竹之丸・仲尾台・矢口台・豆口台など多くが同村の字(あざな)に由来する。開港時における外国人居留地としての歴史と伝統を持つ山手町の最寄り駅ではなく、むしろかつての根岸の一部ではあるが、横浜市街の山手(やまのて)となった地区の最寄り駅である。駅名が決まった際には、山手地区の山手東部町内会が、山手に来る人々が当駅で間違えて降りてしまう危険性があることを理由として、当駅を山手にしないよう国鉄に請願を出したという。
当駅ができる前、このあたりの人々の交通はもっぱら横浜市電に頼っていただけに、当駅の開業は画期的なことであった。反面、駅の北東にある大和町の商店街は、駅の南西の豆口方面からの人々が市電に乗りに行く途中にあって栄えていたため、当駅が開業すると一転して寂れることとなった。
国鉄山手線の行先表示は1971年昭和46年)2月までは「山手」(やまて)となっていたが、山手駅の開業により紛らわしくなったことも影響し、「山手線」(やまのてせん)に改められた。詳しくは山手線#路線名の読み方についてを参照のこと。
かつて、全国で唯一広告のない駅として知られていたが、民営化に伴い広告を設置した。しかし利用者に不評であったため、数や内容を吟味することになった。
* 1964年昭和39年)5月19日 - 国鉄根岸線 桜木町駅磯子駅間の開通時に開業。
* 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
* 2001年平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
* 2013年平成25年)3月23日 - みどりの窓口の営業終了。
* 2013年平成25年)
 * 3月24日 - 新駅舎への移転が完了。
 * 7月1日 - 業務委託化〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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