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山桜神社(やまざくらじんじゃ)は、岐阜県高山市にある神社である。鎮火、火の用心、家内安全、無謀息災、商売繁盛、交通安全にご利益があるという。地元では「馬頭さま」と呼ぶ。毎年8月1日~15日には「馬頭の絵馬市」が開催され、にぎわう。 境内の火の見櫓は、1854年(嘉永7年)に火消しの「馬頭組」が建設されたもので、1878年(明治11年)頃再建し、1936年(昭和11年)に現在地に移転したもので、木造鉄板板ぶきの三層構造である。2007年(平成19年)に国の登録有形文化財に登録されている。 == 概略 == *祭神の山桜とは、江戸時代初期に実在した馬の名前である。飛騨国大野郡小八賀郷池之俣村(現・高山市丹生川町)の野生の馬で、高山城城主金森頼直に献上され頼直の愛馬となる。1657年(明暦3年)の明暦の大火では、高山藩の江戸屋敷が火に包まれてしまったのを、山桜は百間堀を飛び越えて、頼直を救ったという。言い伝えでは、頼直と家臣3人の計4人を一度に乗せて走ったという。 *山桜はその功績により、晩年は中向町(現在の高山市本町2丁目)に厩舎をあてがわれた。山桜が死亡すると遺骸は火葬にされ、松倉山の山麓に葬られた。この厩舎の跡には社殿が建てられ、山桜神社として創建される。創建時期ははっきりしていないが、金森頼直の生前と伝えられており、1657年(明暦3年)~1665年(寛文5年)と推測される。 *山桜は江戸から高山に戻った際、病気にかかってしまったという。山桜の病気は松倉城城主の姉小路氏の祟りとされ、松倉城跡付近の松倉大悲閣(通称・松倉観音)に元々祀ってあった馬頭観音(普段は飛騨三十三観音霊場の素玄寺に祀ってある)を修復したところ山桜の病気が治ったという。 *1936年(昭和11年)、境内の拡張と社殿を改築する。このさい、火の見櫓を境内に移築する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山桜神社」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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