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山梨田中銀行 : ウィキペディア日本語版
旧田中銀行博物館[きゅうたなかぎんこうはくぶつかん]

旧田中銀行博物館(きゅうたなかぎんこうはくぶつかん)は、山梨県甲州市勝沼町勝沼にある歴史的建造物である。1898年明治31年)頃に施工建築されたものと推定されている、明治初期の山梨県内に建設された藤村式建築の流れをくむ擬洋風建築である。
博物館として活用されている旧田中銀行社屋は、敷地内の土蔵(レンガ倉庫)とともに1997年(平成9年)5月7日に国の登録有形文化財に登録された。また、2007年(平成19年)11月30日には経済産業省により、前述した社屋、土蔵(レンガ倉庫)、および繭倉を加えた3件が「甲州市のワイン醸造を支えたインフラ施設・建築物」として近代化産業遺産の認定遺産リストに選ばれた。
== 概要 ==
旧田中銀行博物館のある甲州市勝沼町勝沼は、甲州街道の宿場・勝沼宿として栄えた宿場町である。江戸から甲府へ向かう甲州街道の難所笹子峠を超えると、駒飼宿、鶴瀬宿と山間部の小規模な宿場が2宿続き、次の勝沼宿は山間地から平坦地の甲府盆地に入った最初の大きな宿場町である。
旧田中銀行は勝沼宿のほぼ中央、甲州街道(旧国道20号)沿いの北側に位置しており、博物館として公開されている建物は当初、勝沼郵便電信局舎として1898年(明治31年)頃に建てられたものである。郵便電信局舎、銀行、住居、博物館と用途を変え、その都度内部は間取りを含め改修されてきた。郵便電信局舎として建てられたものの、登録有形文化財の名称が「旧田中銀行社屋」であるのは、土蔵(レンガ倉庫)や3階建ての繭蔵など、銀行としての体裁が整っているためである。

ファイル:Bank of Yamanashi Tanaka Back yard.JPG|裏手から見た旧田中銀行社屋と土蔵(レンガ倉庫)
ファイル:Katsunuma-juku.JPG|甲州街道を挟んで向かい合う、旧田中銀行(右:瓦葺屋根の建物)と田中家(左)


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「旧田中銀行博物館」の詳細全文を読む



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