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山部 佳苗(やまべ かなえ、1990年9月22日 - )は、日本人の女子柔道選手である。階級は78kg超級。柔道二段。身長172cm。体重105kg。組み手は右組み。血液型はB型。段位は四段。得意技は払腰〔「柔道全日本強化選手名鑑 2016」近代柔道 ベースボールマガジン社、2016年4月号〕。現在はミキハウスに所属している〔山部 佳苗(柔道)|mikiHOUSE SPORTS CLUB 〕。 == 経歴 == 北海道札幌市出身。柔道は6歳の時に始めた〔。札幌市立東栄中学3年の時に全国中学校柔道大会の70kg級で2位となった〔。旭川大高2年の時にはインターハイ78kg超級で3位となった〔。さらに、3年の時には全日本ジュニアでその年の世界ジュニアで優勝することになる田知本愛に内股すかしで一本勝ちして優勝を果たした〔。 山梨学院大学に進学後〔柔道部 選手紹介 山部 佳苗 〕、全日本ジュニアで2連覇すると、世界ジュニアでは3位となった〔。 2010年になると、6月の全日本学生柔道優勝大会決勝の大将戦で東海大学の田知本を破り、山梨学院大学を初優勝に導いた〔。さらに11月の講道館杯では初優勝を果たした〔講道館杯全日本体重別選手権 初日~山部佳苗(78kg超級)が柔道日本一に輝く~ 2010年11月20日〕。12月のグランドスラム・東京は3位だった〔。 2011年4月の全日本選手権では、準決勝でコマツの杉本美香に上四方固で敗れるが3位となった〔。6月の全日本学生柔道優勝大会では山梨学院大学の2連覇に貢献した〔。10月の学生体重別では優勝を果たした。11月の講道館杯では田知本に払腰で敗れて2連覇はならなかった〔。 2012年4月の全日本選手権では、準々決勝で世界ランキング1位の田知本を2-1の判定で下すと、準決勝では渋谷教育学園幕張高校1年の朝比奈沙羅に払腰で一本勝ち、決勝では杉本を体落の技ありと指導2を取って破り、今大会初優勝を飾った〔山部、主役倒して新女王=「リオ」にらむ21歳-全日本女子柔道 時事通信 2012年4月15日〕。 5月の選抜体重別では準決勝で田知本を3-0の判定で破るが、決勝では杉本に背負投で有効を取られて敗れた〔。 2013年4月の全日本選手権では準決勝で了徳寺学園の緒方亜香里に大内刈で敗れて3位に終わり2連覇はならなかった〔 日本経済新聞 2013年4月21日〕。12月のグランドスラム・東京では準決勝で世界チャンピオンであるキューバのイダリス・オルティスを破ったものの、決勝で田知本に指導3で敗れた〔 日刊スポーツ 2013年12月1日〕。 2014年2月のグランドスラム・パリでは優勝を飾った〔 時事通信 2014年2月10日〕。翌週のヨーロッパオープン・ローマでも、決勝で豪快な払腰を決めて優勝を果たした〔 時事通信 2014年2月16日〕。4月の選抜体重別では田知本を指導3で破って初優勝を飾った〔 時事通信 2014年4月6日〕。続く全日本選手権では、準決勝でコマツの岡村智美を内股すかし、決勝では田知本を内股すかしからの払腰で破るなど、オール一本勝ちで2年ぶり2度目の優勝を果たして、初の世界選手権代表に選出された〔 時事通信 2014年4月20日〕〔 スポーツニッポン 2014年4月20日〕。7月のグランドスラム・チュメニではオール一本勝ちで優勝を飾った〔 時事通信 2014年7月13日〕。8月の世界選手権では準々決勝でフランスのエミリー・アンデオルに有効で敗れると、敗者復活戦でも敗れて7位に終わった〔 時事通信 2014年8月30日〕。世界団体では3位だった〔 日本経済新聞 2014年8月31日〕。 2015年2月のグランプリ・デュッセルドルフでは優勝を飾った〔七戸と羽賀、山部がV=柔道グランプリ 時事通信 2015年2月23日〕。4月の体重別では準決勝で三井住友海上の稲森奈見に指導3で敗れて3位に終わった。続く全日本選手権では準決勝までオール一本勝ちするものの、決勝では昨年破った田知本に0-3の判定で敗れて2連覇はならなかった。しかし、最近の国際大会での活躍が評価されて、田知本とともに世界選手権代表に選出された〔柔道の全日本女子選手権 田知本が初優勝 NHK 2015年4月19日〕〔田知本愛と山部を選出=女子の世界代表決定 時事通信 2015年4月19日〕。5月のワールドマスターズでは決勝で中国の于頌に指導3で敗れて2位だった〔 時事通信 2015年5月25日〕。8月の世界選手権では準々決勝で于頌に敗れるも、その後敗者復活戦を勝ち上がって3位になった〔 読売新聞 2015年8月29日〕〔Championships 2015, Astana 〕。世界団体では初戦から全勝してチームの優勝に貢献した〔柔道世界選手権 日本経済新聞 2015年8月30日〕。10月の国体成年女子の部には和歌山県チームの一員として出場して引き分けを含めて全勝するも、チームは3位にとどまった〔〕。12月のグランドスラム・東京では準々決勝で稲森に敗れるなどして7位に終わった〔グランドスラム東京2015 〕。 2016年2月のグランドスラム・パリでは初戦で地元フランスのマリーヌ・エルベに大内刈で敗れた〔Paris Grand Slam 2016 - France DAY 2 〕。4月の選抜体重別では決勝で東海大学2年の朝比奈沙羅を指導2で破って優勝した〔 サンケイスポーツ 2016年4月2日〕。 IJF世界ランキングは1564ポイント獲得で8位(16/5/2現在)〔World ranking list 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山部佳苗」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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