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山野之義 : ウィキペディア日本語版
山野之義[やまの ゆきよし]

山野 之義(やまの ゆきよし、1962年3月30日 - )は、日本政治家金沢市長(2期)。元金沢市議会議員(4期)。石川県金沢市出身。
== 経歴 ==
1962年石川県金沢市に生まれる。市立長町小学校市立野田中学校を経て県立金沢泉丘高校を卒業後、上京。1984年慶應義塾大学文学部仏文科を卒業し、同年ソフトバンクに入社した。
1995年4月の金沢市議会議員選挙に立候補して初当選を飾ると、以後連続4選。市議時代は自民党に所属した。2010年11月に市議を辞職、自民党を離党した上で自民党金沢支部・日本創新党の推薦を受けて金沢市長選挙に出馬。民主党県連・社民党県連・国民新党の推薦と公明党金沢総支部の支持を受けた現職の山出保を1364票差の僅差で破り、当選を果たす。
なお市長選の当時はまだネット選挙が解禁されていなかったが、金沢市選挙管理委員会によると、山野陣営のネット戦略担当者と山野の秘書が告示後にTwitterを利用して山野への投票を呼び掛ける運動を行っていた。市選管は公職選挙法に抵触するおそれがあるとして山野陣営に書き込みの削除などを求めたが、その後も投稿が続いたため石川県警に相談。県警は「ネット選挙解禁の方向で議論が進んでいることもあり判断が難しい」として対応を見送った。
12月10日に初登庁し、同日行われた引き継ぎでは前職の山出から「思い切ってやってください」と激励を受け、握手を交わした。市長としての初登庁について問われた山野は「身が引き締まる思い」との感想を述べた。
2014年6月17日に、同年11月頃に執行される予定の金沢市長選挙への再選出馬を表明。ところがその後、競輪場外車券売場の金沢市内への設置計画に関して、設置を企図していたビル管理者のXに対して山野が経済産業省の許可後に設置に協力する旨の念書を与えた上で、2010年の市長選においてXの支援を受けていたことが発覚。公職選挙法が禁じる利害誘導を行った疑いがあるとして批判が高まった。また場外車券売場の設置が頓挫した後の2012年6月、Xに対して代替案として市のリサイクル関連施設の入居を提案し、同席していた自民党の高岩勝人市議から賃料月200万円の提示があったことも併せて判明し、特定業者の利益を図ろうとした疑いがあるとしてこちらにも批判が寄せられた。
自民・民主系など市議会の主要4会派が百条委員会の設置も辞さないとの構えを見せて進退を迫る中〔、8月18日に山野は記者会見を行い、「今回の問題に関して市民や議会に心配をかけたことに対してお詫びし、自らの政治的・道義的責任を取りたい」として任期途中で市長を辞職することを表明した。また自らの任期途中辞職に伴って執行される「出直し選挙」への立候補について、この時点では「考えが及ばない」として明言を避けていた〔。同日、市議会は全会一致で山野の辞職を承認した。
9月1日、金沢市内の大学生らが山野の自宅を訪問し、出直し選挙への出馬を求める135人分の署名を手渡した。同月3日、山野は記者会見を開いて出直し選挙への立候補を正式に表明。出馬の理由として「選挙で市民の審判を仰ぐべきという声が多かった」ことを挙げた。また山野が再選した場合、本来の任期である同年12月9日までに再度市長選が行われることになるが、山野は「そのことも含め審判を仰ぐ」と述べた。
一方、同月9日付でリサイクル施設入居提案に関する背任未遂容疑での告発が石川県警に受理された。なお場外車券売場設置問題とリサイクル施設入居提案問題に関して郷原信郎弁護士金沢大学法務研究科佐藤美樹教授は、いずれも山野の道義的・倫理的責任はあるとしつつも、前者は公選法違反の公訴時効が成立していること、後者は背任未遂の要件を満たさないことを理由として刑事責任は問えないとの見解を示している。
同年9月28日、自身の辞職に伴う金沢市長選挙に再び立候補。政党の推薦は受けなかったものの、山野を支持する一部の自民党市議や自民党県議から支援を受けた。同年10月5日、自民党・公明党推薦新人、民主党社民党推薦新人、共産党推薦新人3候補を大差で破り再選された。辞職した当人が出直し選挙において再選されたため、2期目の任期は公職選挙法の規定により1期目の残り期間が満了する2014年12月9日までとなり、2014年11月に再び市長選挙告示された。山野は再選を決めた後、選挙事務所で支援者らと気勢を上げたその場で2か月後の市長選挙への出馬の意欲を早々に示した。その11月の市長選挙には山野以外に立候補の届け出がなく、無投票で3選となった。金沢市長選の無投票は公選制となった1947年以降2回目のことであった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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