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山陰新幹線(さんいんしんかんせん)とは、大阪市から山陰地方(鳥取市附近、松江市附近)を経由し下関市に至る約550kmにわたる新幹線の基本計画路線である。 基本計画は高度経済成長期の1973年(昭和48年)11月15日に決定された。しかし、オイルショックに伴い総需要抑制策が採られ、先行して建設される予定だった整備新幹線の建設が凍結されたことや、その後の経済が低成長となった(低成長時代)ことにより、計画は事実上中断された。全線の建設費用が約4兆円ともいわれることもあり、完成後には中国横断新幹線との乗り入れも計画されるが動きはなかった。 停滞している検討を促進するため、2013年6月5日に鳥取市・松江市・京丹後市の3市長を発起人として山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議(会長:鳥取市長)が発足した。山陰を縦貫し北陸に接続するとともに山陰から京都、大阪などの京阪神を直接に結ぶ、リニア方式を含めた新幹線の整備推進を掲げる。 リニア方式で整備した場合は東京〜福岡間の移動ルートの一部になることも予測され、試算では建設費に13兆3537億円、便益は18兆7900億円を見込む。在来型新幹線方式による整備では、建設費として3兆910億円、便益は3兆3789億円と試算され、北陸新幹線と京都府北部で接続する構想も提案されている。 == 沿革 == * 1970年(昭和45年):山陰新幹線建設促進期成同盟会が発足 * 1973年(昭和48年):基本計画が閣議決定 * 2013年(平成25年):山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議が発足 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山陰新幹線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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