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山陰特急バス(さんいんとっきゅうバス)は大阪市・神戸市と鳥取県を結ぶ高速バス路線である。 なお、倉吉発着系統の昼行便は岡山県真庭市(旧久世町・湯原町)・苫田郡鏡野町(旧奥津町・上齋原村)にも停車する。 == 歴史 == 日本交通大阪本社・日本交通鳥取本社の創業者である澤春蔵は、京都~大阪~神戸~鳥取~倉吉~米子~松江~出雲間を長距離バスで結ぶという壮大な構想を持っていた。この構想に基づき、路線運行認可を申請するが、このクラスの長距離運行路線の前例がないことを理由に却下され、これが何度も繰り返された。また、これと並行して京都府・兵庫県・島根県に系列会社を次々と設立していった。 そして、1966年に大阪~神戸~鳥取~倉吉~米子間で認可され、運行されるに至った。 *1966年7月19日 - 澤タクシー(同年8月に日本交通鳥取本社へ改称)大阪支社が単独で「山陰特急バス」として大阪(弁天町)・神戸~若桜~鳥取~倉吉~米子間昼行2往復で運行開始。同時に日ノ丸自動車が競合路線の「大阪特急バス」を大阪(大阪駅・梅田)・神戸~若桜~鳥取間昼行2往復で運行開始。 *1968年7月8日 - 日本交通の「山陰特急バス」夜行便1往復を運行開始、昼行2往復・夜行1往復となる。日ノ丸自動車の「大阪特急バス」を1往復増便し昼行3往復となる。 *1971年 *1月5日 - 日ノ丸自動車の「大阪特急バス」が廃止されたため、日本交通の「山陰特急バス」が増便、大阪(弁天町)・神戸~若桜~鳥取~田後~米子間は昼行3往復、大阪(弁天町)・神戸~若桜~鳥取~倉吉~米子間は昼行2往復・夜行1往復となる。 *6月1日 - 一部便の運行区間を短縮し、大阪(弁天町)・神戸~若桜~鳥取間昼行1往復、大阪(弁天町)・神戸~若桜~鳥取~田後~米子間夜行1往復、大阪(弁天町)・神戸~若桜~鳥取~倉吉~米子間は昼行2往復・夜行1往復となる。 *1975年11月1日 - 昼行便を中国自動車道経由に変更。大阪(弁天町・梅田)~若桜~鳥取間は1往復、大阪(弁天町・梅田)~若桜~鳥取~倉吉~米子間は2往復となる。 *1981年7月7日 - 昼行便の系統分離を実施し、大阪(弁天町・梅田)~若桜~鳥取間は2往復、大阪(弁天町・梅田)~若桜~鳥取~倉吉間は2往復、大阪(弁天町・梅田)~根雨~江尾~米子間は2往復となる。新規経路上の根雨、江尾、溝口、岸本に停留所を増設。 *1982年 *3月11日 - 昼行便の倉吉線を三朝温泉まで延長、米子線を2往復増便する。 *6月1日 - 鳥取県内相互間の利用が不可になる。 *9月1日 - 昼行便の鳥取線のうち1往復を智頭経由に変更する。 *1983年7月1日 - 昼行便の鳥取線の残り1往復も智頭経由に変更する。 *1984年 *2月22日 - 昼行便の米子線を1往復増便。 *3月26日 - 昼行便の米子線を1往復増便。夜行便を1往復減便する。 *1988年10月19日 - 鳥取県内の営業所が本便の運行に加わる(それまでは多客期の補車便(続行便)のみだった)。昼行便の系統分離を実施し、大阪(弁天町・梅田)~智頭・鳥取間、大阪(弁天町・梅田)~若桜・鳥取間、大阪(弁天町・新大阪)~三朝温泉・倉吉間となる。 *1989年12月14日 - 米子自動車道江府IC~米子IC間の開通に伴い、米子線の経路変更。 *1992年12月18日 - 米子自動車道落合JCT~江府IC間の開通に伴い、米子線の経路変更。 *1993年3月11日 - 阪急バスが競合路線を大阪(梅田・新大阪)~米子間1往復で運行開始。 *1994年 *9月4日 - 関西国際空港開港とあわせて湊町バスターミナル(初代。現在の湊町リバープレイスの場所)発着便を運行開始。それ以降、次第になんば発着便が増加し、逆に梅田・新大阪発着便は減少していった。 *12月 - 志戸坂峠道路岡山県側(のちの西粟倉仮出入口~坂根間)の開通に伴い、鳥取線の経路変更。 *1995年2月28日 - 大阪・神戸~米子線を大阪~米子線と神戸~米子線に分離。 *1996年 *3月23日 - 大阪シティエアターミナル(OCAT)がオープン、ビル2階に新設されたバスターミナル発着に変更。 * 長距離バス運行30周年を記念し、愛称・車両デザインを公募。「大阪」と「鳥取」を結ぶ高速バスなので、「大」→ビッグ・「鳥」→バードから「ビッグバード号」と命名された。 *1997年4月16日 - 志戸坂峠道路駒帰~尾見ランプ(現:智頭南IC)間の開通に伴い、鳥取線の経路変更。 *1998年 *3月9日 - この日をもって阪急バスの米子線が廃止。 *12月21日 - 日本交通鳥取本社大阪支社が日本交通大阪本社に移管され、同一グループ事業者2社での共同運行となる。 *2002年11月1日 - 倉吉線にかみさいばら温泉バス停を新設。 *2003年7月19日 - 昼行の神戸~鳥取線を大阪(なんば)・神戸~鳥取線に変更。昼行便大阪(梅田)~米子線のうち弁天町バスターミナル~阪急三番街高速バスターミナル間を廃止。 *2006年11月26日 - ミント神戸がオープン、ビル1階に新設された三宮バスターミナル発着に変更(発券窓口も三宮バスターミナル内に移転)。これに伴い、日交三ノ宮予約センターを廃止して大阪予約センターに集約。 *2007年 *3月21日 - 夜行便大阪(なんば)・神戸~鳥取・倉吉線を経路変更。これに伴い、夜行は倉吉駅と倉吉バスセンターの停車順序が昼行とは逆になった。 *6月1日 - 昼行便神戸~米子線のうち神戸ベイシェラトンホテル・神戸ポートピアホテル~三宮バスターミナル間を廃止。 *2008年4月1日 - 志戸坂峠道路智頭南IC~智頭ICの開通に伴い、鳥取線の経路変更。あわせて智頭町内の停留所を智頭福原に変更。 *2009年4月1日 - 鳥取自動車道智頭IC~河原ICの開通に伴い、鳥取線の経路変更。あわせて「用瀬」・「河原」両バス停をそれぞれ「用瀬パーキング」と「河原インター」に移動・名称変更。また、昼行便大阪(なんば)~鳥取線を1往復増便、昼行便大阪(なんば)~倉吉線に湯原経由・鳥取経由便を新設。昼行便大阪(梅田)~鳥取線のうち弁天町バスターミナル~阪急三番街高速バスターミナル間を廃止。 *2010年4月1日 - 鳥取自動車道佐用JCT~大原IC、河原IC~鳥取ICの開通に伴い、鳥取線の経路変更、所要時間短縮。また、大阪(なんば)~倉吉線と昼行便大阪(新大阪)~倉吉線に奥津温泉口バス停(各1往復のみ)を新設。 *12月13日 - 弁天町バスターミナル廃止(営業は前日の12日まで)。新たに、弁天営業所から乗車できるようになる(降車は、旧・弁天町バスターミナル付近の道路沿い)。 *2012年3月16日 - この日より鳥取線と米子線の往復1便が伊丹空港のバスターミナルに新規に停車。なお、倉吉線については停車しない。 *2013年4月1日 - 昼行便大阪(なんば)~倉吉線(湯原経由便)が蒜山犬挟に新規に停車。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山陰特急バス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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