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山陽電気鉄道3000系電車(さんようでんきてつどう3000けいでんしゃ)は、1964年から導入された山陽電気鉄道の通勤形電車である。 神戸高速鉄道開業に伴う車両所要数の増大に対応して、3次に分けて1971年までに64両が製造された。 なお、1972年から1985年にかけて冷房装置を搭載して製造された改良系列の3050系や、この3050系を基本に当初6両編成化実現のための増結用として計画された3100系、3000系の車体に2000系由来の主電動機を組み合わせた3200形といった派生系列・形式各種についても、本項にて記述する。 山陽電気鉄道では車両の形式称号について書類上は「クモハ」や「モハ」などの車種を示す記号を用いているが、現車では車内を含め一切表記しておらず、また車両番号が重複しないよう同一数字を用いる形式では奇数・偶数で車種を分けて管理している。このため、本記事の以下の記述では、車種構成の項以外についてはこれらの記号を基本的に省略し、必要に応じて (M'c) や (M) などの略記号を付して解説する。また、本項では解説の便宜上、神戸(西代・神戸三宮)寄り先頭車の車両番号+F(Formation=編成の略)を編成名として記述(例:3066以下4両編成=3066F)する。 == 概要 == 山陽電鉄にとっては長年の宿願であった、神戸市内中心部への乗り入れを実現する神戸高速鉄道の建設と、これを介した阪神電気鉄道・阪急電鉄との相互乗り入れ計画が具体化したことに応じて、乗り入れ規格に完全対応する新規設計車として計画・設計された。 改良型である3050系や2000系機器流用車の3200形などを含めて合計133両が川崎車輛→川崎重工業兵庫工場で製造され、2000系や2300系から編入された付随車を含めると、のべ148両で系列を構成する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山陽電気鉄道3000系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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