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岐北厚生病院[ぎほくこうせいびょういん]
岐北厚生病院(ぎほくこうせいびょういん)は、岐阜県山県市にある病院。JA岐阜厚生連(岐阜県厚生農業協同組合連合会)が運営する医療機関の一つである。通称として岐北病院と呼ばれることが多い。 == 概要 ==
岐北厚生病院は診療科19科・病床数316床(一般256床、療養60床)を有す山県市を代表する医療機関である。臨床研修指定病院。救急指定病院として岐阜県知事により告示されている。 岐北厚生病院は岐阜市との境に立地する山県市唯一の病院であり、山県市、関市西部及び岐阜市北東部の地域医療を担う中核病院である。診療面においては特に乳癌診療を中心とした乳腺外来に特に力を入れており、別冊宝島の乳癌手術数調査では全国で28位、中部地方に限れば4位という症例数の多さとなっている。2006年度より実施されている「平成18年度マンモグラフィ検診遠隔診断モデル事業」の認定も受け、その支援病院としてJA岐阜厚生連の系列病院を中心とした5つの医療機関から送られてくるマンモグラフィによる撮影画像を診断し、その結果を返信する事業を行っている。また乳腺血管造影検査など乳腺関連における特殊な検査も実施している。そのほかの特徴として、痔を中心とした肛門科の専門治療も行っている。 設備面においてはMRIやマンモグラフィなどの高度医療機器を備えている。施設面においては県や地域からの要請にこたえ、25床を有す「人工透析センター」が1993年から併設されている。また一般病床の中に10床の亜急性期病床が設置されており、急性期を脱した患者を受け入れている。その他にもケアプランセンターや訪問看護ステーションなど在宅介護を支援する施設も併設されている。なお健康増進法の制定に伴い、岐北厚生病院でも2006年7月より駐車場なども含め敷地内を全面禁煙としている。 その他の特徴として、地域連携室を設置するなど病診連携にも積極的に取り組んでいる。それに関連して本院は8床の開放型病床を有しており、開放型病院として機関指定されている。そのほか岐北厚生病院に関しては、1998年7月に本院で発生した異型輸血事故に関して「こうして事故は起こった -岐北厚生病院・異型輸血事故の検証」という本が発行されている。本では事故発生の状況から事故防止への取り組み・被害者家族へのサポートなどが当事者の経験も交えながら著されており、病院におけるリスクマネジメントを考えるうえで、実際の事故について詳しく検証された数少ない本として評されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「岐北厚生病院」の詳細全文を読む
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