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岡部文夫 : ウィキペディア日本語版
岡部文夫[おかべ ふみお]
岡部 文夫(おかべ ふみお、1908年〈明治41年〉4月25日 - 1990年〈平成2年〉8月9日)は、歌人
石川県志賀町出身。二松学舎専門学校中退。日本専売公社に勤務し、北信越各地を転々とした。退職後は福井県春江町に住んだ。1927年同郷の坪野哲久の影響を受けて歌誌「ポトナム」に入会、1928年「短歌戦線」の創刊に参加、プロレタリア歌人となる。「どん底の叫び」「鑿岩夫」といった歌集は発禁処分も受けた。しかし、その後はプロレタリア歌人同盟を脱退し、古泉千樫系の歌誌「青垣」にて橋本徳壽に師事。戦後1948年「海潮」を創刊、主宰。1981年「晩冬」で第8回日本歌人クラブ賞1983年「雪」「鯉」で第19回短歌研究賞1987年「雪天」で第21回迢空賞受賞。
==著書==

*『どん底の叫び』歌集、紅玉堂書店、1930年2月、無産者歌人叢書
*『鑿岩夫』プロレタリア短歌集、紅玉堂書店、1930年9月、無産者歌人叢書
*『いしかは』歌集、山本賢次共著、青垣会、1937月、青垣叢書
*『石の上の霜』歌集、短歌新聞社、1977年4月
*『晩冬』歌集、短歌新聞社、1980年4月
*『氷見』歌集、海潮短歌会編、短歌新聞社、1992年10月
*『雪天』歌集、1998年10月、短歌新聞社文庫
*『岡部文夫全歌集』 短歌新聞社、2008年8月

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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