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岡部桂一郎 : ウィキペディア日本語版
岡部桂一郎[おかべ けいいちろう]
岡部 桂一郎(おかべ けいいちろう、1915年大正4年)4月3日〔『鳴滝』所収の「略年譜」によれば、戸籍には4月1日と届けられた。〕 - 2012年平成24年)11月28日)は歌人
== 経歴 ==
兵庫県神戸市生まれ。神戸尋常小学校、関西学院中等部を経て、熊本薬学専門学校(現熊本大学薬学部)卒業〔中学5年のとき、高野山大学に入学しようとしたが断念。(「略年譜」『鳴滝』短歌新聞社、1981年)〕。
1937年(昭和12年)、山下陸奥の歌誌「一路」入会。1941年(昭和16年)から1945年(昭和20年)にかけて、作歌を中断。1948年(昭和23年)、「一路」を退会し、山形義雄、芝山永治らと「工人」を創刊〔後に、山崎方代、笠原伸夫、倉持正夫が加わる。〕。1950年(昭和25年)、金子一秋、葛原繁、三木あや、山崎一郎らとともに「泥の会」の活動を開始〔その後、1958年(昭和33年)11月に同人誌「泥」が創刊される。創刊号には、岡部のほか、市井三郎、伊藤麟、片山貞美、金子一秋、簡四郎、草柳繁一、葛原繁、杉本三木雄、竹花忍、東村金之助、深作光貞、三木あや、宮田信次、森比左志、山崎一郎、山崎方代の16名が参加している。〕。1954年(昭和29年)、山崎方代らと同人誌「黄」を創刊。1971年(昭和46年)、玉城徹、片山貞美、山崎一郎、山崎方代と同人誌「寒暑」を創刊。いわゆる結社に依らず、活動を行っていた。
2012年(平成24年)11月28日、死去〔歌人の岡部桂一郎さん死去…読売文学賞受賞 読売新聞 2012年11月29日閲覧〕。。没後、歌稿、創作ノートなどは、夫人・岡部由紀子によって神奈川近代文学館に収められる〔「神奈川近代文学館」『文芸年鑑2015』(新潮社、2015年)〕〔由紀子は桂一郎の生前には歌集をまとめることはなかったが、没後2014年、『父の独楽』(不識書院)を上梓し、筑紫歌壇賞を受賞した。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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