|
岩下 志麻(いわした しま、1941年1月3日 - )は、日本の女優。東京府東京市京橋区(現:東京都中央区)銀座生まれ〔『日本映画俳優全集・女優編』、キネマ旬報社、1980年、p.101-103〕。本名は篠田 志麻(しのだ しま)。 松竹の看板女優の一人として活躍した。夫は映画監督の篠田正浩。父は俳優の野々村潔。4代目河原崎長十郎は義理の伯父に当たる。 身長165cm、体重48kg、血液型A型。グランパパプロダクション所属。 == 来歴 == 叔母の山岸しづ江が前進座リーダー河原崎長十郎と結婚した関係で、一家は吉祥寺の前進座住宅の近くで暮らす〔「週刊新潮」2011年10月12日号150-153頁。〕。武蔵野市立第三小学校~第三中学校を経て〔、東京都立武蔵高等学校から明星学園高等学校へ編入。成城大学文芸学部中退。 デビューは、テレビドラマの方が先で1958年のNHKドラマ『バス通り裏』、映画では2年後の1960年(昭和35年)の『笛吹川』。松竹には1960年から1976年(昭和51年)まで16年に渡って在籍し、その屋台骨を支えた。1962年(昭和37年)には小津にとって映画『秋日和』以来の松竹作品であり、遺作となった映画『秋刀魚の味』のヒロインに抜擢され、小津のラストを締めくくった。小津は次回作『大根と人参』も岩下をヒロインに想定して構想を練っていた〔千葉信夫、『小津安二郎と20世紀』、国書刊行会、p337〕。今でも海外に行った時には、小津について質問を受けることが大変多いと岩下は語っている〔。 映画『極道の妻たち』シリーズへの出演が有名だが、日本メナード化粧品のCMに長く出演していることも広く知られており、2000年(平成12年)に28年という、専属タレント契約としては世界最長の記録が『ギネス・ワールド・レコーズ』に認定された。しかし、山本海苔店と専属タレント契約を締結している山本陽子の契約年数が、42年とそれを大きく上回ることが判明し、2010年にギネス記録として認定された〔。 2004年(平成16年)、紫綬褒章を受章。 2005年(平成17年)、松竹の創業110周年祭の記念トークショーに登場し、「松竹では素晴らしい作品や監督に出会えて育てていただいたので思い入れがあります。女優王国で、男優さんより女優さんという感じで居心地は最高でした」と語った。 2012年(平成24年)、旭日小綬章を受章。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「岩下志麻」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|