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岩出山伊達氏 : ウィキペディア日本語版
岩出山伊達氏[いわでやまだてし]

岩出山伊達氏(いわでやまだてし)は、仙台藩主・伊達氏の分家。仙台藩一門第八席。本項では分家の華族・当別伊達氏についても併記する。
== 概要 ==
仙台藩初代藩主伊達政宗の四男・宗泰を家祖とする。慶長8年(1603年)、政宗が岩出山城から竣工した青葉城へと居城を移した際に宗泰が岩出山城を与えられたのが始まりで、知行地14,643石を領した。
第10代当主・邦直は、戊辰戦争の敗北にともない所領を没収されると弟の邦成亘理城主)らと共に北海道開拓に志願する。明治4年(1871年)3月、移住に際して岩出山に留まる旧家中から当主を現地に残すよう求められたため、邦直は三男・篤三郎に岩出山の家督を譲って自らは別家を興し(当別伊達氏)、現在の当別町を開拓した。
邦直は明治24年(1891年)に死去したが、翌明治25年(1892年)に邦直の開拓の功により孫の正人が男爵位を授かり、当別伊達氏は華族に列した。
;岩出山伊達氏の所領
太字は全村拝領
*玉造郡:14か村(岩出山鵙目・南沢・上野目・下野目・上宮・下宮・上一栗・下一栗・大口・名生定・鳴子・葛岡・名生)
*志田郡:5か村(船越・須摩屋・稲葉・石森・馬寄〔知行安堵状などでは馬寄村端郷の鷹巣(鷹野巣)を分けて記している。〕)
*栗原郡:2か村(沢田・若柳)
*遠田郡:1か村(馬放)
*黒川郡:1か村(大衡)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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