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岩城由隆 : ウィキペディア日本語版
岩城由隆[いわき よしたか]

岩城 由隆(いわき よしたか、生年不詳 - 1542年天文11年?))は、戦国時代の武将。陸奥南部の戦国大名岩城氏当主。岩城常隆の子。岩城成隆(政隆)、岩城重隆の父。民部大輔。伊達政宗の高祖父でもある。
父の常隆に当初家督を譲られたのは兄の岩城盛隆であったが、まもなく由隆が当主として活動するようになる。祖父の親隆と父の常隆と同様、由隆も父と共同統治の形態をとり活動した。
古河公方足利政氏高基親子の争い(永正の乱)では、佐竹氏とともに政氏方に属し、高基方に属した宇都宮氏下総結城氏と戦った。 白河氏那須氏の争いが起きた際は、白河氏の要請で那須氏と戦っている。この軍事行動はどちらもはかばかしい成果を治めず、古河公方家での高基派の勝利と那須氏における下那須家主導の那須氏統一は、白河結城氏に代わって南奥の覇者の座を固めつつあった岩城氏の政治的な敗北を意味した。まもなく、それぞれの内訌を治めた陸奥伊達氏の南下と常陸の佐竹氏の北上が岩城氏の地位を脅かすようになる。
この頃の岩城氏の家督継承については、不明な点も多く、大永年間後期から天文年間前期にかけて、成隆や重隆への家督相続があったと考えられているが、その時期もはっきりしてはいない。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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