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岩岡とも枝 : ウィキペディア日本語版
岩岡とも枝[いわおか ともえ]

岩岡 とも枝(いわおか ともえ、1896(明治29)年 6月15日 - 1933(昭和8)年11月7日)は大正末から昭和の初めにかけて活動した挿絵画家、日本画家。雅号に岩岡花僊、岩岡周和。
== 来歴・人物 ==
戸籍上の名前はともゑ。弁護士の父・岩岡伊代治(長野県南安曇郡倭村出身)と母・ふくの間に東京市日本橋区浜町に生まれ、育った。日本画を学び、池田輝方の曙会に所属。弁護士の傍ら衆議院議員を1期務めた父・伊代治が1921(大正10)年11月に亡くなった後、児童雑誌などに挿絵を描き始めた。コドモノクニコドモアサヒ金の星などの雑誌のほか、楠山正雄小川未明などの児童書に挿絵を描いた。1933年11月7日「長らく心臓を悩んでおりましたが遂に病気昂進の為め」〔死亡通知葉書〕現在の東京都済生会中央病院で死去。享年37。
児童画では岡本帰一の弟子とされる。岡本を児童画の世界に導いた楠山正雄の妻は、義弟(妹の夫)の妹。楠山の長女は幼い頃、とも枝に日本画を習ったという。
日本画家としては曙会展覧会に出品〔出品作の絵葉書〕したほか、日本美術院試作展覧会の第9回(1923年)に「猫」、第11(1925年)に「菊」で入選〔日本美術院百年史〕。亡くなる半年前の1933(昭和8)年5月、新宿三越で開かれた荒井寛方主宰の浩然会(後に浩然社)第1回展覧会に出品している〔雑誌 芸術11巻10号 昭和8年5月25日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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