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英乃海拓也[ひでのうみ たくや]
英乃海 拓也(ひでのうみ たくや、1989年6月11日 - )は、東京都江戸川区出身で、木瀬部屋所属の現役大相撲力士。本名は岩崎 拓也(いわさき たくや)。身長185cm、体重156kg。血液型はA型。最高位は西前頭12枚目(2016年3月場所)。目標とする力士は常幸龍。〔ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2014年11月号(九州場所展望号) 34頁〕追手風部屋の岩崎は弟であり、日大相撲部の副主将も務めていた。〔初場所の新弟子検査11人全員パス デイリースポーツ 2015年1月7日〕 == 来歴 == 2人兄弟の長男として生まれた。江戸川区立上一色小学校1年次に相撲を始めた。10歳で台東区立小松竜道場に通い始め、小学生時代から道場で出る団体戦のレギュラーメンバーを務めた。中学校は葛飾区立大道中学校に進学し、中学校の相撲部でも1年次からレギュラーとして活躍している。道場も葛飾白鳥相撲教室に移籍。葛飾白鳥相撲教室と中学の1学年上には千代大龍が、7学年上には大道がいるが、中学相撲部でのレギュラー入りは千代大龍より英乃海のほうが先である。2004年4月の台東区春季相撲大会では、前月に中学を卒業し足立新田高校に進学していた千代大龍と決勝戦で対決して勝利し、優勝をしている。小学・中学と大活躍をした英乃海は、中学を卒業して埼玉栄高校に進学し、相撲部に入部。1年次から団体戦レギュラーメンバーとなり、インターハイ団体連覇を経験。2年次の秋からは1年間主将も務めた。2年次に高校相撲金沢大会で個人優勝をするなど、高校時代は団体・個人共に活躍した。高校卒業後は複数の相撲部屋からスカウトもあったが、日本大学に進学し、相撲部に入部。同級生には大喜鵬が、1学年上には常幸龍がいる。しかし、大学3年ごろから稽古に真面目に打ち込まなくなったため〔、大学卒業までの4年間で主だったタイトルを獲得することはなかった。 大学卒業は大相撲の道へ進み、大学の先輩である木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)が師匠を務め、目標とする常幸龍も所属している木瀬部屋に入門、2012年5月場所で前相撲から初土俵を踏む。初めて番付に名前が載った翌7月場所はいきなり序ノ口優勝を決め〔千代の国が十両初優勝 序ノ口Vは日大出身の岩崎 スポニチアネックス 2012年11月9日閲覧〕、序二段上位まで躍進した翌9月場所も7戦全勝の序二段優勝とし〔常幸龍が十両優勝、序二段は岩崎/秋場所 SANSPO.COM 2012年11月9日閲覧〕、この時点で14連勝。翌11月場所は三段目に昇格したが、この場所で連勝は16でストップした。 2013年1月場所で幕下に昇進して以降は幕下に定着し、同年11月場所では関取昇進の可能性がある幕下15枚目以内の地位まで番付を上げた。2014年に入ると体重が急増して相撲の圧力も増すようになると、東幕下9枚目の地位で迎えた7月場所と最高位を更新して西幕下2枚目とした9月場所をそれぞれ6勝1敗とし、場所後の番付編成会議で11月場所での新十両昇進が決定した。〔出羽疾風が新十両 出羽海部屋4年ぶり 日刊スポーツ 2014年10月1日(2014年10月1日閲覧)〕関取昇進を確定させた折には「2年で(関取)に上がりたいと言っていたけど、そんなに甘くないと思っていた。大学時代はやることやらずにいたけど、今は一生懸命やってるので」と、プロ入り後の充実した稽古が実った様子を語り、〔岩崎、新十両昇進濃厚で親方に「恩返し」 nikkansports.com 2014年9月22日19時51分 〕四股名も新十両昇進を機に本名から「英乃海(ひでのうみ)」に改める。この四股名は日本大学相撲部監督の田中英壽の名前から「英」、母親の名前から「乃」、師匠の現役時代の四股名から「海」をとったものである。当初は「木瀬ノ富士」という候補もあったという。〔東京都からの新十両は、2012年9月場所の大喜鵬(2013年5月場所から出身地を福岡県飯塚市に変更)以来戦後46人目。この場所は3日目の魁戦で左足首を捻挫し、直後には自力で歩行することができないほどの重傷を負った。全治6週間と診断され、4日目から途中休場。後に中日から再出場し、結果として場所を7勝5敗3休で終えた(うち1敗は不戦敗)。〔大相撲九州場所:嘉風、大砂嵐、英乃海が休場 毎日新聞 2014年11月30日(日)〕〔英乃海が左足首負傷…4日目から休場濃厚 nikkansports.com 2014年11月11日16時29分〕〔負傷休場の幕内嘉風、再出場へ 新十両英乃海も 中日新聞 2014年11月15日 17時27分〕2015年1月場所は5日目まで1勝4敗と不調であったもののそれ以降は追い上げ、最終的には9勝6敗の勝ち越し。5月場所は東十両5枚目で11勝4敗の好成績を挙げて、7月場所で新入幕を果たした。〔新大関照ノ富士は西に 名古屋場所は10場所ぶり4大関、宝富士が新小結 SANSPO.COM 2015年6月29日(2015年6月29日閲覧)〕 入幕後は2場所続けて負け越して十両に陥落したが、陥落2場所目の2016年1月場所で十両優勝を果たし、続く3月場所で再入幕。同時に自己最高位も更新した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「英乃海拓也」の詳細全文を読む
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