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岩手めんこいテレビ : ウィキペディア日本語版
岩手めんこいテレビ[いわてめんこいてれび]

株式会社 岩手めんこいテレビ(いわてめんこいテレビ、''Iwate Menkoi Television Co., Ltd.'')は、岩手県放送対象地域とし、テレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。
略称はmitmenkoi iwate television〔「ミット」と読ませるために綴りを入れ替えている。ロゴ小文字を使用。〕)。
現在の本社は盛岡市にある。コールサインはJOYH-DTVで、FNNFNS)系列フルネット。県内民放では、3番目に開局した。資本的には、フジ・メディア・ホールディングス持分法適用会社である〔株式会社フジ・メディア・ホールディングス 第71期定時株主総会招集ご通知 2012年6月1日〕。
また産経新聞社を筆頭に、読売新聞東京本社朝日新聞社日本経済新聞社も大株主として名を連ねている〔『日本民間放送年鑑2008』参照〕。
== 概要 ==

バブル期に郵政省(現・総務省)が推進した民放テレビ全国四波化の波に乗った形で、岩手県第3の民放局として1991年4月開局。
開局にはキー局であるフジテレビの他に、地元県紙の岩手日報と、同じ岩手県の先発局でありフジテレビとの関わりが深いIBC岩手放送が関わっていた。なお、局名のめんこいとは北海道東北地方方言かわいいの意味である。
フジテレビ系列フルネット局の開局は、1975年10月1日のテレビ新広島以来15年半ぶりとなった。1989年11月頃に放送された「FNNスーパータイム」の中でも、15年半ぶりのフジテレビ系列局開局について触れられていた〔ニュース素材映像は予備免許が交付された様子が全国ニュースとして流れた。〕。
開局当初、本社は県南の水沢市(現・奥州市水沢区)に設置され、県庁所在地の盛岡市には、開発前の本宮地区に「業務センター(演奏所)」が置かれた。当時の本宮地区は田園地帯であったため、「田んぼの中のテレビ局」であった。水沢本社・放送センターには「県内随一の広さ」を誇るスタジオが設けられていたが、実際には全くといっていいほど使用されず、あらゆる点で利便性の高い盛岡業務センターが本社・放送センター機能を担うこととなる〔水沢スタジオには副調整室(サブ)の機材はなく、使用する場合は中継車が必要(中継車をサブにする)だった。〕。
本社が水沢市(当時)に置かれた理由は、当地を地盤とする小沢一郎との間に「小沢が(系列新聞の)産経新聞の拡販に協力し、見返りにフジサンケイグループが水沢市に系列テレビ局を開設する」というバーターがあった〔中川一徳著・「メディアの支配者」に詳しく書かれている。〕。しかしフジサンケイ側にとり、このバーター取引は思ったほど機能せず、ほどなくして登記上も盛岡本社となり、フジテレビが所有していた旧本社社屋は1999年に水沢市に無償譲渡され、めんこい美術館として使用されることとなった。
2007年4月12日にはコミュニティFM局の奥州エフエム放送が、既存の放送設備を利用、建物の一部を本社兼スタジオとして開局した(ケーブルテレビ局の水沢テレビも社屋移転を打診したことがあるが、こちらは実現しなかった)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「岩手めんこいテレビ」の詳細全文を読む



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