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内館牧子[うちだて まきこ]
内館 牧子(うちだて まきこ、1948年9月10日 - )は、日本の脚本家、作家。東日本大震災復興構想会議委員。東京都教育委員会委員、ノースアジア大学客員教授。元横綱審議委員会委員。学位は造形学士(武蔵野美術大学)、修士 (宗教学)(東北大学)。 == 略歴 == 秋田県秋田市生まれ〔斉藤明美『家の履歴書 文化人・芸術家篇』キネマ旬報社、2011年、p380-384〕。父親は岩手県盛岡市、母親は秋田市出身〔『私の父、私の母PartII』中央公論社、1996年、34-35頁〕。日本冷蔵(ニチレイ)に勤めていた父の転勤で、四歳から新潟県、小学校3年からは東京都大田区で育った〔。幼い頃はいじめられっこであったが自身を助けてくれた男の子が大きな体を持っていたことから、体の大きな男の子は優しいのだという意識が刷り込まれたといい、これが大相撲に興味を持つきっかけとなったという〔内館牧子(2007): 『養老院より大学院』講談社文庫, 259p.〕。東京都立田園調布高等学校を経て、1970年(昭和45年)、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒。その後は三菱重工業に入社して横浜製作所に勤務、同所硬式野球部でマネージャーも務めた〔 〕。1987年脚本家デビュー。当初は岸牧子の筆名で活動。代表作に、NHK連続テレビ小説『ひらり』、『私の青空』、大河ドラマ『毛利元就』などがある。 大の格闘技ファン、特に好角家であることが知られ、2000年8月に女性初の大相撲・日本相撲協会の横綱審議委員に就任。東京で行われる場所は10日は会場に足を運んだ。その他プロレスにも造詣が深く2011年現在東京スポーツ催のプロレス大賞で特別審査委員も務めている〔メジャー、インディーを問わず観戦しているらしく、2009年のプロレス大賞ベストバウト(大日本プロレス11月20日後楽園ホール大会・カミソリ十字架ボード+αデスマッチ・伊東竜二 vs 葛西純戦)について、評価がされにくいインディー団体である大日本プロレスのデスマッチを三田佐代子とともに強く推したことが、三田の出演するインディーのお仕事で告げられている。〕。2003年、東北大学大学院文学研究科修士課程の社会人特別選抜を受験し合格〔なお、2002年にも受験を試みたが武蔵丸の稽古総見欠席(後述)の影響で騒動後の横綱審議委員会と東北大大学院の入試日が重なり断念したという。〕〔。人間科学専攻(宗教学)へ入学し『神事としてみた相撲』を研究テーマに宗教学を専攻。2006年修了。(修士 (宗教学)) 2000年に大阪府知事に就任した太田房江が、大相撲大阪場所での大阪府知事賞の贈呈を土俵上でと希望したことを、日本相撲協会が相撲女人禁制の伝統を理由に拒否したことに関しては、一貫して協会側を支持。2006年、修士論文を『女はなぜ土俵にあがれないのか』として刊行。宗教的儀式としての相撲の歴史と伝統を検討した上で、文化論争を抜きに、伝統の世界に男女共同参画の観点を安易に持ち込む風潮に疑問を呈した。 2005年より東北大学相撲部監督に招聘。2006年より秋田経済法科大学(現・ノースアジア大学)客員教授。2007年より武蔵野美術大学映像学科客員教授としてシナリオ制作の実習授業を担当。2011年4月東日本大震災復興構想会議委員に就任。なお近年は週刊誌の連載コラムやインタビューなどが主な仕事となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「内館牧子」の詳細全文を読む
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