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島の山古墳[しまのやまこふん]
島の山古墳(しまのやまこふん)は、奈良県川西町唐院に所在する4世紀末~5世紀初頭の前方後円墳であり、馬見古墳群の北群に属する。古墳は国の史跡、出土品は重要文化財に指定。 == 概要 == 川合大塚山古墳の西方約1キロの寺川左岸上の微高地に築造された。別名島根山古墳。周辺の古墳とともに三宅古墳群を形成する。 盾型の周濠を含めた長さは265メートル、幅175メートルである。東西くびれ部には造り出しがある。墳丘からは葺石と埴輪列(朝顔形円筒、家形、盾型、靫形)が検出された〔河上邦彦 『大和葛城の大古墳群・馬見古墳群』(シリーズ「遺跡を学ぶ」026)、新泉社、2006年〕。また平成17年度に行われた第10次調査において、西側くびれ部から祭祀に用いられたと考えられる植物製の籠が出土した〔川西町の文化財 川西町 〕。 当古墳の位置は大和盆地の河川が合流する場にあり、交通の要所を押さえた場にあることが大塚山古墳群と共通している。また川合大塚山古墳と島の山古墳の墳形規格が同じであるという点からも、この二つの古墳は関係が深いとみられる〔河上邦彦 『大和葛城の大古墳群・馬見古墳群』(シリーズ「遺跡を学ぶ」026)、新泉社、2006年〕。 この古墳に関する記述は古く、江戸時代の学者である木内石亭が著した「雲根志」に「神代石」という名で、この古墳から出土した鍬形石が記されている〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「島の山古墳」の詳細全文を読む
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