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島前神楽 : ウィキペディア日本語版
隠岐島前神楽[おきどうぜんかぐら]
隠岐島前神楽(おきどうぜんかぐら)は、島根県隠岐諸島島前3島で伝承されている神楽である。島根県の無形民俗文化財
== 概要 ==
島前3島は西ノ島西ノ島町)、中ノ島海士町)、知夫里島知夫村)から成り、各集落の神社において奉納される。かつては祈雨や病気平癒といった祈祷を目的とする「大注連神楽(おおしめかぐら)」、神社では遷座祭での「湯立大神楽(ゆだてだいかぐら)」と平素の祭礼における「大神楽」、豊漁祈願の際の「浜神楽(はまかぐら)」と、目的や行事の大きさによって類別されていたが、現在では夏祭りでの「大神楽」のみが行われている。
毎年行われる西ノ島町美田の焼火神社(7月23日)のものが著名であるが、その他同町浦郷の由良比女神社における海上渡御祭(隔年の7月下旬)、同町船越の高田神社(隔年7月18日)、同町別府の海神社(隔年7月21日)などがあり、特に由良比女神社のものは船上で舞われる点が珍しい〔三上敏視「隠岐島前神楽」(別冊太陽『お神楽』所収)。〕。島前3島とともに隠岐諸島を成す島後島に伝承される島後神楽と合わせて「隠岐神楽」と呼ばれていた事もあり、巫女が重要な役割を果たしたり、ほぼ同様の演目を持つなど共通する点も多いが、島後神楽の悠長な囃子に対して、速めで賑やかな囃子であることや〔島根県立古代出雲歴史博物館、島前神楽 (平成21年7月20日閲覧)。〕、同じ演目でも内容が異なるなどの相異を見せ、現在では「島前神楽」「島後神楽」と別々に呼ばれている〔。この島前神楽は、(1)巫女による神懸りの形が保存されている、(2)出雲神楽の祖形が遺存すると思われる点があり、古態のままが保存されている、(3)演戯のみでなく神事の要素も保存されている、という事由で、昭和36年(1961年)6月13日に島根県の無形民俗文化財に指定された〔『島前の文化財』第1号。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「隠岐島前神楽」の詳細全文を読む



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