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島嶼化 : ウィキペディア日本語版
島嶼化[とうしょか]
島嶼化(とうしょか、island rule)は進化生物学生態学生物地理学に関する学説の一つ。提唱者の名を取ってフォスターの法則(Foster's rule)とも言う。
島嶼生物学の要点となっている。
== 概要 ==
生物の個体数は一時的・地域的には増大したり減少したりを繰り返しているが、通常は周辺から個体の流入や流出が起きるために中長期的に見ればほぼ一定に保たれている。しかし物理的に孤立した島では生物の流入や流出が起きないために、より厳しい競争が続いていると考えられる。この説は、島嶼部では利用可能な生息域や資源量が著しく制限されるため、生物が他の地域で見られるよりも巨大化するかあるいは矮小化するという説である。
大型の動物の場合は、その中でも小さな個体の方が代謝量の減少や性成熟が早いなどの点で島嶼地域では生存と繁殖に有利である。そのため体格が縮小するような選択圧が働くと考えられる。小さな動物では捕食者が少ないことで捕食圧が減り、捕食者の目を逃れるための小さな体を維持する必要がなくなる。そして一部の小型動物は中型動物のニッチへの適応放散が起きるなどが理由として考えられる。まれに、島嶼部では餌の量が少ないため大きく成長できないのだと説明されることがあるが、餌不足による生育不全とは異なる。
1964年にJ・ブリストル・フォスターによってネイチャー誌に『島嶼における哺乳動物の進化(The evolution of mammals on islands)』として発表され、1967年にはエドワード・オズボーン・ウィルソンらによって拡張された『島嶼生物学の法則(The Theory of Island Biogeography)』が発表された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「島嶼化」の詳細全文を読む



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