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柔道の崩しとは、相手を投げる前に、相手を投げられやすい状態にする技術である。講道館の嘉納治五郎師範が概念化し、立ち技において講道館柔道が他流派に対し優位性を確保するのに大きく貢献した。 「相手を作る作り」は、この「崩し」を含む。 == 基本 == ひとつは、重心(重心落下点)を(両方または片方の)足で形成される「基底面」(「最大安定保持範囲」)の辺縁ギリギリに移すこと。重心を基底面の外に出すと、そのまま姿勢が変化しなければ自然と倒れる。 この時に崩す方向を「八方の崩し」という。(「六方の崩し」という概念もあり、八方から左右横を除いたものである。) もうひとつは、相手を一個の剛体のような状態にすること。剛体のような状態にすることとは、相手を硬直したかのようにさせて一本の棒のような状態にし、姿勢の変化をさせないようにすることである。 嘉納治五郎師範は著書の中で崩しについて、「倒れようにも倒れられず、起きようにも起きられない」一瞬の状態、と述べている。 例:背中を後ろにのけぞらせて腹部を前へ突き出し、ギリギリでバランスを保って力んで立っている状態にする(後崩し)(大外車、柔の形 第一教 突き出し、等)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「崩し」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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