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川上 善兵衛(かわかみ ぜんべい、1868年 - 1944年)は、新潟県上越市の岩の原葡萄園の創業者であり、「日本のワインの父」「日本のぶどうの父」「日本のワインぶどうの父」と呼ばれる。 岩の原ワインは、現在でも代表的な国産ワインとして人気が高い。 == 生涯 == *1868年 新潟県の北方村(現在の上越市)の大地主川上家の長男に生まれる。 *1875年 父が病死したため、7歳で川上家の当主となる。木村容斎の塾に入り、漢学を学ぶ。 *1882年 上京し、慶應義塾(現・慶應義塾大学)に入塾。 *1890年 川上家と親交のあった勝海舟の勧めで、ブドウ栽培とワインの醸造を決意する。 *発酵時の高温のために醸造に失敗するが、石蔵や地下水、上越地方の雪による冷却など、独創的な方法を試みてワイン作りに成功する。 *ブドウの品種改良にも取り組み、虫害や多湿に強い日本初の醸造用品種マスカット・ベーリーA (Muscat Bailey A)種を開発する。この他にも1940年の学会で川上の発表した品種は22品種に及ぶ。 *1941年 「交配による葡萄品質の育成」により民間人初の日本農学賞を受賞する。 *1944年 急性肺炎のため76歳で死去。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「川上善兵衛」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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