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川崎競輪場(かわさきけいりんじょう)は、神奈川県川崎市川崎区にある競輪場。施設所有および主な主催は川崎市。競技実施はJKA競輪競技実施事業本部南関東地区本部。電話投票での競輪場コードは34#。実況は東京電設工業で主に西山栄一が担当している。 ==概要== 川崎競輪場は1949年4月に開設された。毎年4月に記念競輪 (GIII) の『桜花賞』が開催されており、2003年からは南関東自転車競技会副会長を務めた海老澤清文の功績を称え『桜花賞典・海老澤清杯』として開催されている。一時期は特別競輪に近い開催として扱われたほど威厳ある記念競輪の一つであり、近年の優勝賞金は副賞の割増で規定より高額になることもある。なお2010年は時期移動で7月に『桜夏賞』として開催され、2011年の開催は東日本大震災による計画停電の影響を考慮して中止となった。2014年は時期移動で5月29日から6月1日までの開催となる。 また過去には花月園競輪場の主催者であった神奈川県競輪組合も川崎競輪場で主催していたことから、2010年廃止となった花月園競輪場の記念競輪(GIII)を『花月園メモリアル』として2年に一度小田原競輪場と交代で代替開催し、2014年まで開催した。 S級シリーズとして現役時代は生涯先行一本として特別競輪を数多く制した地元出身の高原永伍を称え『高原永伍杯』も開催されている。また花月園競輪場で開催されていた『南関ヨコハマロイヤーズカップ』も当場に移動して開催されている。 1999年6月4日からは薄暮競走「サマータイム競輪」が実施され、2001年7月10日からはナイター競走『アーバンナイトレース』に移行し実施された。また2004年の7月からA級ツイントーナメントで前半戦「ファーストステージ」・後半戦「セカンドステージ」を実施していたが、2005年6月20日をもって終了した。 都心からも近い事に加え、人口密集地域に立地する事から、現在は入場者数日本一を誇る全国有数規模の競輪場である。特別競輪も過去に日本選手権競輪を3回、オールスター競輪を4回開催した。しかし昭和40年代頃に特別競輪だけでなく記念競輪においても観客が客席から走路に溢れ出す状況になっていたものの、敷地上は富士見公園内に所在していることから都市公園法により選手関係の施設や観戦スタンドの改修に制限があったため、1965年のオールスター競輪以降はGII以上のグレードレースを開催していなかったが、2005年8月には40年ぶりにGIIのサマーナイトフェスティバルが開催され、その後2009年7月にもサマーナイトフェスティバルが開催された。今後は2016年7月16日から18日まで7年ぶりにサマーナイトフェスティバルが開催される予定である。 また近年まで中央競馬などと同様に最終競走の1つ前にメイン競走が実施されていたが、これは来場客の帰宅を分散させ近隣の歩道橋などが滞らないようにしていたためであり、現在は他場同様にメイン競走は最終競走に実施している。 トータリゼータシステムは富士通フロンテックを採用しており、締め切り時(5分前)の音楽はヴィヴァルディの『春』を通年で使用している。場内における飲食店の充実ぶりは静岡競輪場なみに評価が高く、場内店舗で販売される飲食物の種類は、価格設定も比較的廉価。 マスコットキャラクターはネコの 『九ちゃん』だが、名前の由来は川崎区出身の坂本九と、 競輪は9人戦が基本であることを掛けて命名された。2015年には『坂本九カップ』も開催されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「川崎競輪場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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