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川野 洋(かわの ひろし、1925年 − 2012年)は、日本の哲学者、美学者。 中国東北部撫順市生まれ。1951年東京大学文学部哲学科卒業、文学博士(大阪大学、1986年)。 新カント学派の研究から出発し、分析美学、記号美学をへて、C.E.シャノンの情報理論を美学に応用したコンピュータ・グラフィックス(CG)、詩、音楽に関する実験美学を実践した。1964年に日本で初めてディジタル・コンピュータを使ったCGを制作した。 1955年東京大学助手、1961年東京都立航空工業短期大学講師(1965年助教授)、1971年東京都立工科短期大学教授、1986年東京都立科学技術大学(現・首都大学東京)教授、1990年長野大学教授、1994年東北芸術工科大学教授。 1990年東京都立科学技術大学名誉教授、1996年東北芸術工科大学名誉教授。2005年瑞宝中綬章受章。 ==著書== *『美学』東京大学出版会 1967 *『コミュニケーションと芸術』塙書房 1968 *『芸術情報の理論』新曜社 1972 *『芸術・記号・情報』勁草書房 1982 *『芸術の論理 ─情報美学の方法』早稲田大学出版部 1983 *『コンピュータと美学 ─人工知能の芸術を探る』東京大学出版会 1984 *『LOGO入門』培風館 1987 *『ネットワーク美学の誕生 ──「下からの綜合」の世界に向けて』東信堂 2009 *『唯物論 感性計算論省察1998−2008』葦風書店 2009 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「川野洋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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