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巡礼桜[じゅんれいざくら]
巡礼桜(じゅんれいざくら)は、長野県長野市大字塩生(しょうぶ)甲にある桜の巨樹(一本桜)。「塩生のエドヒガン」として長野市指定天然記念物に登録されているほか、ながの百景の一つとしても選定されている。 == 地理・由来 == 長野市小田切地区の塩生集落南方にあるエドヒガン(アズマヒガン)で、小市の渡し(犀川の渡し船)から戸隠に至る道の途中にあることから「巡礼桜」の名が生じたといわれている〔長野市「長野市文化財データベース 頭で感じる文化財 デジタル図鑑(頭感) 塩生のエドヒガン(巡礼桜) 」より(2015年4月27日閲覧)。〕。高さ3メートル余りの枯株から4本の幹が株立ちしており、樹高18.2メートル、目通り周囲7.3メートルである〔。枯株の大きさから、かつては目通り周囲8ないし9メートルの巨樹であって、それが滅びたのち、根際から生えた新しい芽が現在の姿にまで成長したものと考えられている〔。推定樹齢は700年であるが、枯株の分を含めると約1500年に及ぶ〔。 1967年(昭和42年)11月1日付けで長野市指定の天然記念物に登録されたほか〔、2014年(平成26年)度にはながの百景の一つとして選定された〔長野市「ながの百景が決定しました 」より(2014年12月9日更新、2015年4月27日閲覧)。〕。桜の花は毎年4月中旬から下旬にかけて見頃となる〔信州・長野県観光協会「さわやか信州旅.net 巡礼桜(塩生のエドヒガン) 」より(2015年4月27日閲覧)。〕。 樹勢については、既に老境にあるとの見方がある〔。桜の木の至近を車道(長野県道406号入山小市線)が通っており、根の周囲の土が自動車の往来によって踏み固められていることも、樹勢の衰えに拍車を掛けていると考えられている〔〔Mapion「長野県長野市塩生甲の地図 」より(2015年4月27日閲覧)。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「巡礼桜」の詳細全文を読む
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