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工尺譜[こうせきふ]
工尺譜(こうせきふ)は文字譜の一種で、中国・朝鮮・日本など、漢字圏の国々で広く行われていた楽譜の表記法。俗に呉音で「こうしゃくふ」と読む人も多いが、漢音の「こうせきふ」が正式の読みである(漢音は普遍的に正式なものとして用いられる)。 == 歴史 == 工尺譜の起源については、よくわかっていない。 1900年に敦煌で発見された「敦煌琵琶譜」(933年ごろの写本)には、工尺譜とよく似た記譜法「唐代燕楽半字譜」が使われていた。宋の時代の工尺譜は、後世のものにかなり近づいていた。 日本でも工尺譜は、江戸時代に大流行した明清楽を通じて民間に普及した。日本の大衆音楽においては、明治末年まで、工尺譜はポピュラーな記譜法であった。 西洋音楽の普及にともない、中国では中華民国以降、日本では大正時代以降、工尺譜はすたれ、西洋伝来の五線譜や数字譜に取って代わられた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「工尺譜」の詳細全文を読む
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