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左利き[ひだりきき]
左利き(ひだりきき)とは、一般的に人間の手の内の利き手が左であること、またはそのような人のことを指す。ただし広義には手・腕だけでなく、脚、目、耳のいずれかが左優位の場合にも用いられる。 == 概要 == 左利きの人は一般的に右手に比べて左手をより多く使う。例えば、文字を書く、料理をする、箸を使うなどである。左利きの人々は多くの動作で左手を使うことを好む。左利きは全ての動作を左手で行うと思われがちだが、実際には完全な左利きは少ない。文字を書く、箸を使うのは右だがボールを投げたりするのは左を使うなど動作によって使う手が決まっている場合もある。また特にどちらの手と決まっていない動作も多い。そういった意味では、左利きの人は、両利きと呼ばれることもある。 インドやイスラム諸国では排泄行為後は(トイレットペーパーで拭くのではなく)手桶の水を流しながら左手で肛門周囲の汚れを洗い落とすのが習慣だったため、後の時代ではトイレ備え付けのシャワーホースを使って肛門周囲を水洗浄することが通常になったとは言え、かつての習慣から左手は衛生面で不潔(不浄)な手とされており、食事の際には左手を隠し、右手でつかんで食べる文化がある。公の食事の席では左手を出すのは無礼な行為とされている。ただしインドやイスラムでも左利きの人はいる。この場合食事は右でその他の動作は左で行う(ただしインドでこの食事文化が厳格なのは右手の指先だけで食べる習慣があるインド南部であり、インド北部ではほとんど意識されていない)。 左利きの人を指す言葉として「サウスポー」などがある。サウスポーは、1892年にシカゴヘラルド紙の記者の作った造語である。野球の本塁が北西にあるのが原則であるため、左投げ投手の手(ポー:paw)は南(サウス:South)からくり出されることから名づけられた。広辞苑では「アメリカ南部出身の大リーグ所属投手に左利きが多かったことから」としている(これらの説には異論もある)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「左利き」の詳細全文を読む
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