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巨大地震[きょだいじしん] 巨大地震(きょだいじしん)は、地震の中でとくに規模が大きなものを指す言葉である。学術用語ではないが、日本地震学会の発表や各種教科書・論文でもしばしば使われる表現である〔たとえば気象庁「プレートと地震・火山」 や防災科学技術研究所「地震の基礎知識」 などにこのような記載がある。〕。また地震の大きさを端的に表す言葉であるためか、マスメディアも積極的に使用している。 == 規模の基準 == 一般的にはマグニチュード(M)8以上〔M7.9以上とする場合がある。これは、日本周辺において、M7.9であっても巨大地震と呼ぶに相応しい地震が複数発生していることによる(例:関東地震、東南海地震)。また、M7.9以上で津波の被害が大きく拡大することも理由のひとつである。〕のものを巨大地震、モーメントマグニチュードでMw9程度以上あるいはMw9クラスのものを超巨大地震と表現することが多いが〔小山順二(2013) 小山順二, 都筑基博, 蓬田清, 吉澤和範(2013): 2011年東北沖超巨大地震が明らかにした超巨大地震の多様性, 北海道大学地球物理学研究報告, 76, 129-146.〕〔神沼克伊 『次の超巨大地震はどこか?』 サイエンス・アイ新書、2011年〕〔木村政昭 『超巨大地震は連鎖する』 角川学芸出版、2012年〕、これは厳密に定義づけられているわけではない。M7以上のものを大地震と表現することが定義されていることとは対照的である〔坪井忠二・和達清夫・萩原尊禮 「地震予知-現状とその推進計画」 1962年〕。 とくにマスメディアが使用する場合は、被害の程度によってM7程度でも巨大地震と呼称する場合がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「巨大地震」の詳細全文を読む
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