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巻正平 : ウィキペディア日本語版
巻正平[まき しょうへい]

巻 正平(まき しょうへい、1922年5月5日 - 1995年10月13日)は、日本の評論家

==来歴==
福島県郡山市に生まれる。第一高等学校を経て1948年東京帝国大学文学部哲学科卒業、大学時代は出隆に師事。東洋経済新報社に勤め、1959年、カッパ・ブックスより『姦通のモラル』を刊行、一夫一婦制には無理があるとして夫婦の自由恋愛を勧め、嫉妬心を批判した。バートランド・ラッセルの結婚観の影響を受けつつ、博識に裏打ちされた優れた著作である程度売れたが、むろん現状に変化はなく、続編を四部作まで刊行したものの、以後は、女性向けの恋愛論や消費者問題に移行、日本消費者協会勤務の後、消費者問題研究所長〔巻正平『消費者問題読本』東洋経済新報社,1978年,奥付に記載〕。相模女子短期大学教授、相模女子大学教授、同学芸学部長を務めた。現代教養文庫の『恋愛の方法』はロングセラーだった。妻巻歌子(木村うた子)は初期の共同執筆者。ポルノ、ノンフィクション、SF作品の翻訳もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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