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布引山地[ぬのびきさんち]
布引山地(ぬのびきさんち)は、三重県中部を南北に連なる山塊の総称である。標高は600-900m前後、比較的平坦で穏やかなピークが連なっており最高峰は南部に位置する大洞山(標高985m)である。上野盆地と伊勢平野を隔てており、北は鈴鹿山脈、南は高見山地に接する。 == 気候 == 南北に伸びる山地で、東西方向には盆地や平野が開け障害物がない。そのため、東西方向に風が吹き抜けやすく年中強風が吹く。青山高原にある久居榊原風力発電施設はこの特徴を利用したものである。 どの山も標高1000mに満たない比較的規模の小さな山地ではあるが、周辺の気候に与える影響は大きい。布引山地は丁度上野盆地と伊勢平野を隔てる屏風のような形をしているため伊勢湾から入る湿った東風を直接受けることとなり霧の発生や降水が多い。しかし、山地の西側にあたる上野盆地では伊勢湾からの風が山を越えるため雨量も少なく空気も乾いた盆地性の気候となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「布引山地」の詳細全文を読む
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