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福音宣教省[ふくいんせんきょうしょう] 福音宣教省(ふくいんせんきょうしょう、ラテン語: Congregatio pro Gentium Evangelisatione)は、ローマ教皇庁の聖省のひとつで、(日本を含めた)非カトリック国における宣教と福音化およびそれにともなう教会の活動を司る。1967年以前の名称である、布教聖省(ふきょうせいしょう、ラテン語: Sacra Congregatio de Propaganda Fide)としても知られる。 この省の長官は、決定権のおおきさから、長官服の色より、「赤衣の教皇」とも呼ばれる。現在の長官は枢機卿。 == 歴史 ==
大航海時代、カトリック教会はスペインとポルトガルを庇護者として任じ、宣教会を保護させて海外進出を果たしたが、ローマ教皇庁の支配が行き届かず、また、宣教会が世俗権力と密着しすぎてしまうという弊害も伴っていた。宣教会は、世俗権力の保護を実際に得るために、世俗権力の求める貿易の仲介や代行、外交や内政など政治への参加も行っていたのである。これらのうごきへの批判として、ローマ教皇庁があたらしい信徒の司牧を行い、また、独自に宣教を執り行おうとするなかで、布教聖省が、グレゴリウス15世により、1622年に開設された。 開設当時から、布教聖省では、海外宣教会の設置、教理書の翻訳および出版などに取り組んだ。1917年に東方教会省を分離する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福音宣教省」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Congregation for the Evangelization of Peoples 」があります。
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