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布施屋[ふせや]
布施屋(ふせや)とは、古代律令制時代に日本各地に作られた旅行者の一時救護・宿泊施設。仏教寺院の救恤事業の一環として設置されることが多かった。 六国史に設置経緯が記された武蔵国の悲田処が有名である。 == 社会背景 == 平安時代、律令制下では庶民は租税や労役、兵役を課せられていたが、その運搬や出向は全て本人が自ら都まで出向かなければいけなかった。駿馬を使えるのは官吏だけに限られていたので、庶民は全員が何日、時には何十日もかけて徒歩や農耕用の馬で都に向かっていたのである。また食料も自己調達しなければならなかった。 当然このような劣悪な状況では途中で飢えや病により倒れたり、死亡したりして行旅死亡人となる者も多く、初期の頃から社会問題化し始めていた。全国でそのような状況を解決するために、仏教寺院などを中心にして造られたのが「布施屋」である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「布施屋」の詳細全文を読む
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