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布石[ふせき] 布石(ふせき)は囲碁序盤戦の打ち方。文字通り、お互いが盤上に石を布いてゆき、勢力圏を確保しようとする段階。これからどういう構想を持って打ち進めていくかを表すいわば土台作りの段階であり、盤上での双方のおおよその石の配置を定めていく。これが転じて布石という言葉は、将来のための準備を意味する一般用語として用いられるようになった。 一局のうちどこまでが布石かは対局ごとに異なり、明確な線が引けるわけではない。多くの場合、互いの石が接触して戦闘が始まるまでの段階を指す。明確な布石の段階を経ずに戦いに突入する場合もある。
==布石の基本== 囲碁は地を取り合うゲームであり、最も地を確保しやすい場所は隅であることから、お互いに隅から打ち始めることが普通である。次にシマリを打って隅を確保するか、カカリを打ってシマリを妨害し、定石が打たれる。そして辺へのヒラキ、ツメによって勢力圏を拡大し合い、戦闘へ入っていくというのが一般的な流れである。これを指した囲碁格言に「一隅、二シマリ、三ヒラキ」というものがある(ヒラキとカカリは同価値。また「四ツメ、五トビ」と続くこともある)。大場と急場の見極めも重要である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「布石」の詳細全文を読む
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